「秋の乗り放題パス」を使って乗り鉄と高知・金沢競馬への旅打ちに行った旅行記。
○準備編
- 旅への推進力がレッズ/レッズレディース試合観戦から乗り鉄と競馬場/競輪場へと舵を切った今日この頃というか今年この頃だと認めざるを得ないが、そこへ鉄道の日=10月14日に毎年出す(出さざるを得なくなっている!?)「秋の乗り放題パス」発売の情報が提示されればやはり検討してしまうのだった。青春18きっぷ同様普通列車だけ対象の企画なのだが、(1日ごとではなく)3日間連続になるので10/12~ 10/27の期間内で土日を絡めるという条件だと、次の3通りしか選択肢はない。
- 10/12-10/14:そもそも3連休
- 10/19-10/20+前後1日
- 10/26-10/27+前後1日
- 高知競馬は土日、金沢競馬は日火開催というのは変わらないので、前回の高知行き同様夜行バスで四国入り、高知で打ってからダラダラと普通列車つないで金沢まで、という漠然とした着想を得ると、四国と中国地方の未乗区間と越美北線と私鉄えちぜん鉄道の時刻表を検討していくうちに、次のようなポイントを見つけた。
- 高速鳴門バス停から鳴門駅へは歩いてアクセスできる。
- 越美北線の越前大野駅からえちぜん鉄道勝山駅へのバスは平日ダイヤの方が接続がいい、いいどころか土休日では難しい。
- というわけで後者の平日ダイヤ最優先で考えると、ここをパス3日目に持ってくるしかなく必然的に10/21ということになった。金沢からの帰路は北陸新幹線一択でこれはパスの範囲外だから「4日目」にすればいい。これで日程と大まかな枠組みが決まった。
- JR四国は普通列車の運行が少なくなっており乗り継ぎパターンが限られてくるが、鳴門から始発で出て14時過ぎには高知に着くし、翌日高知始発で出れば岡山には10時過ぎに着く。岡山から福井の間の未乗区間の組み合わせはいくつかあるが思ったより山陽山陰縦断ルートは時間がかかってしまい日没前に乗り終える条件を満たすのは播但線しか見つからなかった。よって福知山か綾部宿泊で、次の日は舞鶴線と小浜線で敦賀に出て福井に昼前に着くスケジュールが見えた。
- 安く済ませるに越したことはないので、金沢→大宮のかがやきは「えきねっとトクだ値」で10%引きで押さえておいた。ところが台風19号による豪雨で車両基地等が浸水し分断されてしまった。結局出発日の10/18時点でも復旧しておらず、発券しないまま米原経由で戻るパターンも想定しつつ旅を始めることになった。
○初日(2019/10/18金:→鳴門)
浦和20:42(湘南新宿ライン)→21:07新宿
雨の中出かける。新南口改札を上がればバスタ新宿は直結している。実はバスタ新宿を利用するのは初めて。コンビニはあるが混むと聞いていたので出る前に買ってきたがやはり混雑していた。外国人旅行者も多く座わる場所にも限りがあるので行ったり来たりして時間をつぶす。
バスタ新宿21:55(JR四国バス/ドリーム徳島号・阿南行)→
3列シート。発売開始当日に何とか早売14設定(7,500円)最後の1枚をゲット。出だしから中央道通行止めの影響で東名の混雑が予想される旨アナウンス。海老名SAでの休憩後に出た時は30km渋滞の情報が寄せられた。
○2日目(2019/10/19土:→鳴門→高知)
→(6:16)8:10頃高速鳴門
結局約2時間近くの遅れで高速鳴門停留所に到着。幸い雨は止んでいる。
この写真の案内図奥の屋根の下には「すろっぴー」というエレベーターに分類されるやつがあるのだがそれでは駅とは反対の方向になってしまうのでこの階段で降りる。
結果的には時間はあったのだから使ってみても良かったかな。時々地図を見ながら10数分で鳴門駅に着いた。途中に見事な金木犀の木があって周囲にいい香りを放っていた。
鳴門9:11(鳴門線・高徳線/普通徳島行)→9:44佐古
高速バスが定刻で着く想定ではこの区間は始発の6:34発で徳島まで乗り(7:14着)、これに接続する徳島線は7:21があるのだがその先が次の徳島9:50発で行っても一緒なので、駅前の名店街の思い出を噛みしめながら(謎)びざんの湯に浸かってスタバでコーヒー飲もうと構想していたが、その始発から数えて4本目ではすっかり白紙。コンビニも少し距離があるので自販機で缶コーヒーを買って、備えのために持ってきたおにぎりをベンチでもそもそと食べる。
パスの使い出し。地元っぽい人もいたのだが、JR四国の1両編成での作法「後乗り前降り」を学ぶ。鳴門から池谷までが未乗区間、そのまま高徳線へ乗り入れる。徳島まで行けるが3分の乗り換えになるので1つ手前の分岐駅佐古で降りる。
佐古9:53(徳島線・土讃線/普通阿波池田行)→11:53阿波池田
こちらも1両編成。そこそこ乗っているが座る。鴨島から未乗区間だがそれまでの区間も20年以上前のはずで記憶はない。吉野川に沿って走る、和歌山線を思い出す山に囲まれた路線。
乗り換えは同じホームだったが時間がほとんどないせいで写真はなし。
阿波池田11:57(土讃線/普通高知行)→14:07高知
事前知識がほぼ無い状態でしかも終始未乗区間だったのだが、いい車窓ばかりだった。土佐岩原駅から高知県。
不意に停まって運転士が逆の運転台へと移動したからどうしたどうしたと思ったら新改駅へ進入するスイッチバックだった。そしてそこから一気に山を駆け降りると街へ出てそこはもう高知市の近郊エリアと言えそうだった。
途中、単線の交換で数分の遅れはあったが高知へは定時着。
さすがに南国土佐、暑いくらいの陽気。ホテルまで歩いて向かいダメもとで聞いてみると準備のできている部屋はあるのでどうぞ、ということになった。それでもバスの時刻があるので荷物を置いて顔を洗った程度。
ここからは競馬参戦記へ。
せっかくなので鰹くらいは食べるべきだろうが、明日が早いのでコンビニで缶ビールを買って帰るだけ。
高知パレスホテル(7,100円)。ちょっと油断していたらさすがに連休初日でなかなか見つからなくなっていた。一週間前にポッと出たところをゲット。
翌3日目へ続く。
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