開幕から約一ヶ月経過してようやく今季初観戦。例年、この彼岸の時期は小平霊園に出かける関係で早稲田の東伏見グラウンドがお約束だが、趣向を変えて前から気になっていた東京国際大坂戸キャンパスへ。昨年の神奈川大ひらつかキャンパスも面白かったこともあるが、来月10月の関東U-22の会場でもある。
遠いだの不便だの言いながら結局現場にいる人が多いこの業界(?)だが、乗換案内で調べた通り、北浦和07:51(京浜東北線)07:56南浦和08:01(武蔵野線)08:10北朝霞/朝霞台08:18(東武東上線/急行)08:44坂戸08:50(東武越生線)08:56西大家、と乗り継いで定刻着。急行をつかまえられないともう少し時間がかかるのかも。
一望できるような高低差があればと思うが、Webサイト「坂戸キャンパス」の航空写真ほどの広大さは歩いている分には逆に実感できず。それでも時間もあったので遠回り気味に歩いてみれば広いわけで、漫画「キャプテン」にあった設備の整った私立青葉学院という強豪校の設定を思い出す。コンビニ(サンクス)で水を買う。
会場は上掲右手の「第3サッカー場」、北側の駐車場にも守衛さんがいたが日頃の行いのよさで誰何されず。陸上トラックが挟まるが、立派な観戦スタンドがある。三段の構造だが最上段に座るとチームベンチ用のタープと柵に目の高さが合ってしまい死角ができるのは早稲田の東伏見でも起こる現象。
今季昇格した両チーム、4試合を消化して共に1部の壁に当たっている結果。筑波大との引き分けがある東京国際大が勝ち点1で9位、同0の順天堂大が最下位10位。
序盤、順天堂はDFラインが不安定。東京国際大の中央突破、サイド攻撃に揺さぶられて2失点。小島ひかるに次いで浦田佳穂を投入すると流れを得て順天堂ペースに。後半もショートパスをつなぐ攻撃で東京国際大ゴールに迫るが、あと一歩のところで跳ね返されてそのまま2-0で東京国際大の勝ち。
順天堂は若さが出てしまったが、強化の意思が感じられるし、もっと経験を積めばと思う。若いといえば創部から三年目、順調な経過で1部入りした東京国際大もそうだが、安定した試合運びでリーグ戦初勝利となった。焦点は埼玉県リーグや皇后杯予選で互角の結果を残している大東文化大に勝ちきれるかどうかに移った。