首都圏有料着席サービス列車乗車記、9回目。イブニング・ウィング号。
(9)京急本線「イブニング・ウィング号」品川→上大岡
9回目は京浜急行のイブニング・ウィング号。
「イブニング・ウィング号」は平日のみの運行でアウトバウンドほぼ20分ヘッドで8本。偶数番の号数が「2号」から振られて、2・4・6号は京急久里浜行で8号以降は三崎口行。ちなみにインバウンドは平日3本、愛称を変えて「モーニング・ウィング号」として三浦海岸・横須賀中央→品川・泉岳寺で運行。このイブニングとモーニングという用語でアウトバウンドとインバウンドを区別するのは京成と同じ手法。土休日は共に運行はないが昼間の快速特急の1両を「ウィング・シート」と呼んで座席指定車両としている。これら3種類の有料着席サービスを公式ウェブサイトでは「座席指定ウィングサービス」として括っている。
品川18:45発の2号で上大岡まで乗る。快速特急の停車駅から蒲田、川崎、横浜を抜いているので品川の次が上大岡ということになる。上大岡からは座席指定制は解いて一般開放する形なので座席指定券を買う際に降車駅は選ばない。
久しぶりに来た品川駅は通勤帰りと新幹線と羽田関係の旅行客による人、人、人が行き交う雑踏の表現そのままで面食らう。記憶に頼って地上に下りて京急の高輪口の券売機へ。ところが自動券売機の画面には表示が無く、有人改札で聞いてみると「改札内側にしかありません」とのことで発車1時間前だったこともあり無札で通って買いに行かせて頂いた。他社で満席の憂き目に遭ったことがあるので早目に入手しておきたい心理が強いのが顔に出たか、わがまま申し訳ない。
独自のネット決済サービス「KQuick」激推しなのは他社と同じ傾向。これもまた京成と同じで月ごとの”Wing Pass”もあり5,000円(モーニングは5,500円)。
今回初の30.0mm×57.5mmサイズ。8両編成で乗車口は2か所。後寄り5~8号車に指定を受けると8号車最後方のドアから2列で乗車しQRコードを示して検札を受ける。1~4号車の場合は4号車から。
品川18:45(京急本線/イブニング・ウィング2号京急久里浜行)→19:21上大岡
3番線へシートの向きセット済みの回送で18:38頃入線、すぐ乗車開始。通路側だったが窓側は現れず。乗車率は2人掛けに1人必ず座っていてところどころ2人状態の印象で、まああの時買いに行かせてもらわなくても余裕だったかも(おいおい)。プシュ音は1回聞こえた。車掌と警備員が巡回するが乗車時検札のせいか座席表チェックのような素振りはない。
京急の快特といえば競合を背景としたそのスピード感の印象が強いがそれは昼間のことなのか今回はやや拍子抜け。ただ2、3分遅れての到着となったので運行上の支障があったのかもしれない。運賃430円、Wing Ticket300円。
上大岡20:07(同前/快速特急品川行)→20:16横浜20:23(湘南新宿ライン/快速前橋行)→21:18浦和
食事をしてから帰る。一ひねりするなら市営地下鉄だが夜も遅い(?)ので横浜乗り換えでおとなしく帰る。横浜方面のホームに上がったらちょうど乗ってきたウィング号の2本後の6号が下りホームに着いたところだったが、乗車率は同じくらいに見えた。ホーム上の空調が強力で感心する。帰りの運賃は京急199円(ICカード)、JR945円(同前)。
おしまい。次は10回目、特急はちおうじ。2023/7/18
設備等まとめ
(特になし)
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