首都圏有料着席サービス列車乗車記、5回目。大井町線Qシート。
(5)東急大井町線・田園都市線「Qシート」大井町→溝の口
5回目は東急大井町線から田園都市線へ抜ける有料座席指定サービス「Qシート」。
今回の乗りつぶしシリーズの中で唯一の一部車両だけの座席指定サービス。具体的には7両編成急行の3号車1両のみ。平日アウトバウンドのみで9本。17:00発から1時間当たり1本か2本のダイヤ。サービス名とは別に号数も振られていて、17:00発は17時台の1本目で171号、17:30発は2本目になるので172号になりそうだが奇数番で次ということか173号となる。すべて長津田行。途中の停車駅は旗の台、大岡山、自由が丘、二子玉川、田園都市線へ入り溝の口、鷺沼、たまプラーザ、あざみ野、青葉台。二子玉川までは乗降車可能で溝の口以遠は降車専用駅として乗ることもできない。
少し遅延して混み合うJR京浜東北線で大井町へ。無駄に自動券売機を確認してから、有人の改札窓口に入るとQシート時刻表と空席状態を表示する手づくりのホワイトボードが目に入る。直近は18:00発でこれを目指してきたのだがあえなく満席表示で駅員氏に声掛けしてこれも「残りわずか」表示の18:45発183号の指定券を購入。紙のシートマップで窓側は満席で通路側のこのあたりが現在空いていますと説明され9Cを選択。やりとりの中で降車駅は尋ねられておらずこちらも告げなかったと記憶している。料金500円は現金で払う。
プリンタまでは目視できなかったがJRの車内補充券の感熱紙と同じ質感である。というわけで、駅での指定券購入よりはQシートチケットレスサービスという専用画面によるネット決済絶賛推奨といったところで、ここまで乗ってきた全社と比較してもより顕著だが、サービススタートから4年半が経過しても未だにネット決済だけには踏み切れないのだろう。
時間をつぶしてから10分ほど前に戻り自動改札を通り抜ける。1面2線のホーム上にQシートウェイティングエリアの表示があり、1列で並ぶようにも見えるのだが、指定席車両で整列乗車というのも考えづらいので安全地帯として列車の方向を向いて佇む感じ。なおこの列車も満席との場内アナウンスがあった。
乗車のドアを限定しているので係員が数名投入されるせいか少々物々しい雰囲気。ドア前の係員に画面や指定券を見せてから乗車。
大井町18:45(東急大井町線・田園都市線/183号・急行長津田行)→19:06溝の口
満席のアナウンスだったが大井町では空席が数席のまま発車して、旗の台、自由が丘で埋まっていく。大井町線の路線カラーとして定めているオレンジ色ばかりで落ち着かない(個人の感想)。溝の口で降りる。ドアがすべて開くため、ここでも駅係員がドアの前で注意喚起などを行っていた。大井町からの運賃は250円(ICカード)。
溝の口(東急田園都市線・大井町線)→大井町(JR京浜東北線)→品川(上野東京ライン)→浦和
渋谷経由湘南新宿ライン(656円)でいいかと思ってホームに上がったが、大井町行急行が来たので戻るルートで帰途へ。運賃821円(ICカード)だったが東京駅から座れたので良しとする。
おしまい。
次の6回目はS-TRAIN。2023/6/20
設備等まとめ
- 電源コンセント
- ドリンクホルダー(一部)
- FREE Wi-Fi
※後記:2023年8月10日より東急東横線でもQシートサービスを行う旨リリースがあった。公式サイトを見ると「東横線Qシート」「大井町線Qシート」との表記があったので、これに倣い本稿も大井町線を付けることとした。
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新時々日記
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