首都圏有料着席サービス列車乗車記、7回目。イブニングライナー。
(7)京成本線「イブニングライナー」京成上野→京成船橋
7回目は京成本線のイブニングライナー。
平日のアウトバウンドは7本、土休日も同じ。18:00発から20:00発まで40分おき、その後は1時間おきの正時発のダイヤ。201号から奇数番の号数が振られて、207号(20:00発)まで京成成田行、その後の3本(21:00発、22:00発、23:00発)は成田空港行。一番最初の(1)TJライナーの記事で引用させて頂いた日本民営鉄道協会の公式Webサイトによれば有料着席サービスの原型は1984年12月にスタートしたこの京成のイブニングライナーと記されている。スカイライナー車両の効率的な運用という側面もあったとも想像できるが、それにしても40年に達しようとしているのは評価したい。などと持ち上げてみるが当初はスカイライナー車両であることを理由にこの乗りつぶしシリーズから外していたのでごめんなさい。だってそれなりによく乗る車両なんだものスカイライナー。インバウンドは「モーニングライナー」と愛称を変えて平日、土休日ともに4本。京成成田発が3本、成田空港発が1本のダイヤ。
18:00発の201号で京成船橋まで乗る。途中の停車駅は日暮里、青砥。この記事を書く時点で再確認しているがイブニングライナー(モーニングライナーも)において乗車専用駅、降車専用駅の表記が見当たらず、唯一会社としての方針を示しているのは乗車扉のご案内なのかもしれないと思う次第。イブニングライナーでは八千代台、京成佐倉ではすべての車両でドアが開くのに、京成船橋では3号車と7号車(8両編成)のみ開くとなっている。京成上野、青砥でも限定した車両のドアしか開かないようにしており、これと予約システムを絡めて不正乗車抑止の運用を完成させていると想像してみたがどうだろうか。
さて乗車当日。京成上野駅の見慣れた券売機に取り付いて指定券をゲット。この時間だと成田空港へ向かう外国人旅行者がおられるが、スカイアクセス経由のスカイライナーと区別ができているようだ。指定券はネット決済やスカイライナーの延長で各旅行代理店での発券も可能(まぁ考えづらいが)。加えて1ヶ月8,150円の「イブニングPASS」も売られており、同じ座席位置を確保できるようだ。インバウンドの「モーニングPASS」ならともかく、どんな利用シーンなのだろう…。
京成上野駅の改札通過後の2番線3番線への階段手前の表記。これ見てから有人改札で断って戻って発券できるのだろうか。これまでのターミナル駅と異なり京成上野駅はこの時間でも淡々としている。
京成上野駅では2号車と3号車からの乗車のみで乗車時に検札がある。
京成上野18:00(京成本線/イブニングライナー201号京成成田行)→18:30京成船橋
窓側ゲット。乗車率は窓側がほぼ埋まって、そういうアルゴリズムなのだろうかデッキに近い通路側から埋めていくようで、これは京成船橋駅での3号車ドアへの移動時にチラ見した印象ながら65%くらいか。ライナー券料金450円。
京成船橋18:40(同前/普通京成成田行)→18:43船橋競馬場
快速特急を見送って普通列車で2駅進む。京成上野からの運賃440円(ICカード)。
船橋競馬場(同前)→日暮里(JR京浜東北線)→赤羽(JR東北本線)→浦和
南船橋武蔵野線経由と二択だが京成で帰る。運賃758円(ICカード)、440円(京成)+318円(JR)。
おしまい。
次は8回目、THライナー。2023/7/5
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