西九州新幹線完乗防衛戦と私鉄乗りつぶし旅行記。
○2日目(2022/10/1土:熊本→島原→長崎)
熊本から長崎へ。
上熊本に泊まったのは「諸々考慮した」と書いたが、熊本電鉄・藤崎宮前始発からのスタートが主な要因(徒歩圏のホテルがコスパ悪かったせいでもある)だったがその予定を記録しておこう。
県立体育館北口6:13(熊本都市バス/桜町バスターミナル行)→6:17壺井橋(徒歩)→藤崎宮前6:40→7:06御代志7:11→北熊本→7:41上熊本7:44→7:48熊本
上熊本での3分乗り換えが微妙だったがとにかく2日目は熊本発8:06の三角行からスタートすればいい。ホテルなら部屋でゆっくりしていればいいが、今回は時間制での課金になるので、19時台イン起算の12時間以内を目安に朝6時台の出発と仮定すると時間をある程度使って熊本駅へ向かうには既乗ながらも熊本市電で向かう、という選択になった。
念のためJRの上熊本駅改札で日付印をもらう。
上熊本(熊本市交通局B系統/健軍町行)→辛島町(同A系統/田崎橋行)→熊本駅前
上熊本の駅舎はシンプルだが美しい。段山町までは直線だがそこからの3か所のカーブは結構好きな区間。
辛島町で乗り換えて熊本駅へ。
前回は工事中だった記憶があるが、駅前の広場がまさに大陸的に広い。
さて、熊本から三角・島原を経由して長崎へ向かう。今回のこのルートのうち三角線と島原鉄道は1987年以来となる。手帳や日記類をあれこれ引っ張り出して確認した。それでも復刻版の時刻表など未参照なのであやふやな記憶のまま記すけれど神戸から寝台特急「なは」に乗って熊本に着いたはずである。当時の日記に「池袋で長崎旅行の指定券購入、なは下段がとれる」とあるだけで目的(宿泊)地の長崎へ直行せずこのルートを取った動機までは記録されていなかったし全く憶えてもいない。
熊本8:06(鹿児島本線・三角線)→8:58三角
早目にホームにいてから乗ったがガラガラ。網田(おうだ)駅の駅舎の屋根が乗っている車両の赤色とマッチして美しかった。それにしても今回は天気に恵まれている。
また昔話になるけれど1987年の時は三角から島原へのフェリーがあり、記憶ではホームから周りの人に追い立てられるように進んだ記憶の断片がある。
そんなに歩いたわけではないだろうからこの駅舎から見える海がフェリー乗り場だったのではないか。
しかしこの航路は2006年に廃止となっており、三角線に乗ってから島原を目指すとなると熊本まで戻る形で熊本港発の2社しか選択肢が無さそうだった。それでも地図を眺めてみると天草下島の鬼池港から対岸の口之津港への航路が見つかり、三角駅からでもバスをつないで何とかたどり着けそうであった。
しかし2つ上の三角駅からの写真の右端に「産交バス乗り場」と見えるけれどここには停まらない。まずは駅舎を出て右手方向へ三角線の線路を回り込むように進む。
そこから坂を上って道なりに数分歩くと「五橋入口(ごきょういりぐち)」停留所がありここで熊本発のバス「快速あまくさ号」に乗る。
五橋入口9:11(九州産交バス/快速あまくさ号産交車庫行)→10:34本渡バスセンター
数分程度の遅れ。松島停留所でトイレ休憩があった。ここは「きっぷ」通用外なのでICカードで払う。1,440円のところ720円に。
全くノーマークだったが「子ども無料・大人100円の日」当日だったようだ。そういえば朝市電でも見たかもしれない(爆)。
ちょっと歩いてサンリブの「ブレッドハウスパティ本渡店」で昼食の調達。レベル高い。
本渡バスセンター11:15(九州産交バス/通詞島行)→11:40鬼池港
マイクロバスサイズ。車窓も含めて沖縄の伊計島バスを思い出す。前述の理由で550円のところ100円。
鬼池12:30(島鉄フェリー)→13:00口之津
意外と乗船開始になるまで時間がかかった。おそらくいわゆる徒歩客は私だけ。430円。
昨日に続き穏やかな天候で航海日和。
ターミナルから見渡してビールを売ってそうな「はやしだ商店」を見つけて缶ビール調達。ターミナル脇の公園で天草で買ったパンを食べた。
口之津港13:27(島鉄バス/島原駅前行)→14:38島原港
途中で寝落ちも海沿いの路線で味わい深かった。有家(ありえ)停留所は廃線前の有家駅でホームと駅舎がまだ残っていた。一つ手前の停留所が島原港駅前だったが港のターミナルビル前まで乗る。現金で1,150円。
この先は2008年に廃止になっている。
島原港15:04(島原鉄道)→16:19諫早
島原から観光客が結構乗ってきてほぼ満席状態に。申し訳ないが島原鉄道についてはほぼ記憶が無いので良く取ればフレッシュな気持ちで諫早まで乗り切る。
諫早駅前も先回は工事中だったが完工してすっかりきれいに。
諫早16:43(長崎本線/快速シーサイドライナー長崎行)→17:08浦上
電軌への乗り換えからすると旧線の西浦上駅着がいいのだが、最速は新線なので浦上まで。浦上では一度乗り降りしたことがあるが、ここも高架駅へ。ホームの屋根が特徴的だった記憶があるが、これでは昨日の上熊本駅とあまり変わらない印象。
ここから路面電車の乗りつぶしへ。実は前述の過去の記憶/記録を遡った時に「完乗」と記されているのを見つけた。1987年からは停留所の改廃はあっても路線自体には変化が無いようではあるが、しかしここまで来てあれこれ言うのも野暮なので今日明日ですべて乗ることにする。
浦上駅前(長崎電気軌道本線・赤迫支線)→赤迫
まずは北上して赤迫へ。拍子抜けするほどあっけない終点。
赤迫(同赤迫支線・本線・桜町支線・蛍茶屋支線[3系統])→蛍茶屋
一本見送って3系統の蛍茶屋行に乗る。
蛍茶屋(同蛍茶屋支線・本線[5系統])→西浜町([1系統])→崇徳寺
朝夕のみの4系統なら直通するしすれ違いもしたのだが頻度が分からないので西浜町乗り換えを使う。
日が暮れてしまったしもう疲れたので一停留所分思案橋まで戻って「天天有」で特製皿うどんの夕食。
記憶では路面電車に乗った末に同じように皿うどんをどこかのカウンターに座って食べたような気がするのだが、この店だったかどうかは定かではない。
ホテルマリンワールド、4,092円(込、予約サイト1,268ポイント利用、9/21予約サイトR経由)。浴室の換気扇が振動を伴うのがちょっと。
3日目へ続く。
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新時々日記
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