旅行記2020:東海乗りつぶし(準備編・初日)





東海(静岡・愛知・三重・岐阜)乗りつぶし旅行記。

その手は桑名の

○準備編

  • この2020(令和2)年、東京オリンピック開会式を予定していた7月24日前後に祝日を移してきて4連休が作られたのだがオリンピックが延期になってもそれはそのままで、カレンダーが7月になると否応なしに目につくし日照時間もまだ長いこの頃に出かけないのはもったいないと、旅行プランを作り始めた。
  • 旅打ちに北海道(門別・札幌)に行くのがベストだがいずれも無観客状態を続けておりこれは難しい。JR九州が2日間乗り放題の「みんなの九州きっぷ」を売り出したが折からの豪雨で平常運行の目途が立たずこれも難しそう。それならばと、JR東海で残した2路線とともに私鉄の未乗区間の乗りつぶしへ東海地方へ出かけることにした。
  • 東名間の私鉄も含めて未乗区間は相当量に上るので、今回どう効率よく回るかというより次回の効率のためにどう残すかという発想も必要になった。例えば当初は乗る予定であった岳南電車などはパスしたが何しろ人力でやっているので最適解からどのくらい遠いものを採用・実行したのかは定かではない。おそらく「名鉄電車全線2DAYフリーきっぷ」を活用して名鉄の乗りつぶしに専念する手も良かったかもしれない。
  • 行き来の切符には新幹線の利用(片道・往復)や以前から検討はしていた「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」の利用も少し考えたが、結局いつもの「青春18きっぷ」に落ち着いた。
  • 津から松阪、伊勢市にかけて30年ほど前に仕事で行き来をしたことがあった。個人的なことだがそれ故そうした記述が多くなるとは思われる。
  • そこへ「Go To Travelキャンペーン」なる国内旅行対象に宿泊費または日帰り旅行代金の50%を補助する政策が発表になった。さらに感染者数が増加する東京に関しては在住者及び発着の旅程は対象外と追加発表になるなど、出発時点では不透明な状態もまだまだあったが、個人手配では宿泊施設の料金しか対象にならない模様なので必要書類を所望するだけである。(この件は後日加筆するかも)

○初日(2020/7/23木祝:→名古屋)

祝日は海の日。この日は青春18きっぷを使う。

浦和4:37(JR京浜東北線/大船行)→5:17東京

乗り鉄の朝は早い。大宮~浦和間の駅における始発列車から東海道線東京発の始発列車へつなぐのだが、調べてみると2015年1月以来。

東京5:20(JR東海道本線/沼津行)→7:08熱海

今回もグリーン車。Suicaにグリーン券情報を浦和で読ませておいた。川崎までうたた寝をしたがそこそこの乗車率だった模様。

熱海7:22(JR東海道本線/浜松行)→9:28掛川

そのまま終点沼津まで行ってホームライナーで静岡まで行きその先へ接続するスジと三島まで行って静岡で先へ接続するスジも掛川に早く着くのだが、掛川発は9:58で余裕があるし乗り継ぎ無しなので数えて3本目のスジを選択。熱海駅ホームはどういう管轄になっているのかよく分からないけれど、東日本系のNewdaysがあったのでサンドイッチをSuicaで買って食べた。

車内は寒いほど冷房が効いていたが、外気温が上がってくれば少し凌げるようになるがやはり対策は必要か。6両編成の後ろ3両は静岡で切り離しだったが、幸い前の3両に乗っていたので移動せずに済んだ。

JRホームから天浜線の駅舎へ入る自動改札はあるのだが18きっぷなのでJR側で一旦降りてコンビニへ行ってから回り込む。

掛川9:58(天竜浜名湖鉄道)→12:03新所原

元は国鉄二俣線。鉄分少々の車内。

奥浜名湖で不意に昔々K氏に案内してもらった風景が出てきて驚く。未乗区間は三ヶ日までだったが今回全線通しで乗る。掛川駅の券売機で切符購入、1,470円。

新所原12:10(JR東海道本線)→12:21豊橋

再びJRの人。

豊橋できしめん食べる暇もなく飯田線ホームへ。

豊橋12:27(JR飯田線)→12:42豊川

豊川へ回り込む。

駅名は違うが目の前の豊川稲荷駅へ。改札周りを改装していた。

豊川稲荷12:55(名鉄豊川線・名古屋本線/急行名鉄一宮行)→13:42知立

国府まで豊川線全線未乗区間。朝通ってきた「国府津」は「こうづ」、京成本線の「国府台」は「こうのだい」と変換もスムースだが「国府」で「こう」はつい「こくふ」と読みそうになる。

知立13:47(名鉄三河線)→14:22碧南

碧南までの盲腸線になっているが、2004年までは吉良吉田までつながっていた。豊川稲荷から1,140円。

碧南14:27(名鉄三河線)→14:59知立

乗って来た列車で折り返す。



知立15:05(名鉄三河線)→15:39猿投

線名は一つだが「海線」から「山線」へ乗り換え。この呼称はネットでよく見かけたが、実際には短い乗り換え時間とは言え駅構内や車両内では見出せなかった。

「猿投」(さなげ)も難読であるがその由来は古い。

碧南から880円。

猿投15:45(名鉄三河線/知立行)→15:52梅坪

乗ってきた列車で折り返す。

梅坪15:54(名鉄豊田線)→16:10赤池16:13(名古屋市交通局鶴舞線)16:53上小田井

地下鉄との相互乗り入れ運用は一駅先の豊田市発着になっているが梅坪で好接続のダイヤ。

ダメもとで3分間停車の地下鉄との接続駅赤池で改札を出て(猿投から520円)、券売機で「地下鉄全線24時間券」(760円)を購入し、乗ってきた列車に乗り込むチャレンジ成功。

赤池から名古屋市交通局(地下鉄)の乗りつぶしに。過去ポツポツと乗っている区間とその記憶もところどころあるのだが、今回全線乗る予定である。

名古屋地下鉄路線図

上小田井17:01(名古屋市交通局鶴舞線/豊田市行)→17:11丸の内

上小田井は名鉄犬山線との共用ホームで首都圏でも東京メトロと私鉄の接続駅と同じ構造の2面4線ホーム。今回は引き返して次のターゲット桜通線との接続駅丸の内まで戻る。

丸の内17:18(名古屋市交通局桜通線)→17:22中村区役所

この区間は最後にとっておいて宿を近くに取り、翌朝はささしまライブ駅まで歩くのもチラッと考えたが名駅の便利さを選択したのでこの区間を先に乗る。

中村区役所17:30(名古屋市交通局桜通線)→18:07徳重

外が見えない地下鉄は車窓の風景という点でやはり面白くないのだが、今回は日没後でも成果が出せるので乗りつぶしを始めた次第。

徳重18:16(名古屋市交通局桜通線/中村区役所行)→18:22鳴子北

次の目的地は名古屋港だが地下鉄乗り放題の客としては新瑞橋まで戻り金山から名港線しかないが、それではその後ほぼ往復になるので一ひねりして鳴子北で降りて市バスを使う。

地下鉄鳴子北18:26(名古屋市交通局【市バス名港16】/名古屋港行)→19:04名古屋港

鳴子北駅の地上部分はバスターミナル・車庫になっており初めてでも分かりやすかった。なお乗り換え時間4分の好接続だがこの路線のダイヤは1時間に1本(笑)。

道路が空いていてしかも乗客数もイマイチなので早く着きすぎて、途中の停留所で何度も時間調整するのがもどかしかったが、日没前で充分外が見えたので気分転換になった。乗り通したのは自分だけ。前乗り先払いの210円。

名古屋港19:07(名古屋市交通局名港線/大曽根行)→19:18金山

実は未乗区間は一駅分の築地口~名古屋港。今も愛読する宮脇俊三著「時刻表2万キロ」の第11章に盲腸線の先端一駅だけ乗り残すことを指して「こういう乗り残しの仕方に自分の粗笨さが鉄道以外のことまで象徴されているかのよう」という好きなくだりが思い出される。詳細は書かないが私のこれはこれで理由があるのだった。

金山19:25(名古屋市交通局名城線/左回り)→20:17栄

名古屋港から乗った列車は名城線右回りに入って栄まで8分で達するが、こちらは逆に回って52分かける。つまり一周1時間なのだ。途中からさすがに飽きてお腹も空いたし早くビールが飲みたいなどと思う修行僧。

栄20:20(名古屋市交通局東山線/高畑行)→20:25名古屋

すでにチラッと明かしてしまったが、この日の宿は名駅新幹線口側に取ったので今日の乗りつぶしはここまで。

明日は東山線名古屋駅から名鉄に乗るので下見少々。

ホテルにチェックインしてから「かぶと」は休みだったので「風来坊」へ。

平常時なら並んだりするのだろうが待たずにカウンターにスッと座れた。

名古屋フラワーホテル4,400円(込・予約サイト経由)

2日目へ続く。

旅行記2020:東海乗りつぶし(2日目)


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投稿者: にっき

基本は乗り鉄。国内全競輪場踏破を目指して時々旅打ち。残り6場。全部浦和が悪い。競りは好きだが斜行は嫌い。京王閣で聞いた「後ろ見てねえで前踏め!」という野次の通り生きていく。雲ゆえの気まぐれ。ちゃんとして!今度泣かす。競馬場踏破はようやく達成。