平成28年度埼玉県高等学校女子サッカー選手権大会順位戦、川口総合対浦和西戦の観戦記。勝てば5決、負ければ7決へ進む。
チーム数が増えたせいか、今季から大会方式を変更(戻したともいえる様だが)、まずベスト4での決勝リーグで順位を決めて、1位・2位が関東大会出場。春の総体ベスト8は予選リーグには出ずに、決勝トーナメント2回戦(ベスト16)が初戦となる。これに勝って進むベスト8での準々決勝で勝てば決勝リーグ、敗れると順位戦に回るのは変わらず。
会場は東松山陸上競技場と同じ敷地内の「岩鼻サッカー場」、バック側が開放されるので(スタンドとかはないけれど)土手に段がついていて座れるため、かなり良い部類の観戦環境。
浦和西フォーメーション。スイーパーのいる4-3-3。同レベル横からの視認なので前後関係に誤りはあるかもしれない。
11 18 10
19 6 8 3 4 12 5 GK1 |
18→13、左ウイング、11が中
?→7
12→9
|
川口総合が赤黒縦縞、浦和西が水色のユニ。予定の14:30からは5分ほど遅れてのキックオフ。
開始早々、双方に1度づつ決定機があったが決めきれず。徐々に浦和西のペース。前半給水後、右サイド10からのロングフィードに相手GK前で左から11が突っ込んできて先に触れて交わし無人のゴールに蹴り込んで浦和西が先制。20分に川総左CKからの流れで逆サイドからのニアへのクロスがスクランブルになって押し込まれて同点とされる。
後半も浦和西のペースで展開し、給水前に左CK連続の3回目でバイタルへのこぼれ球を12が落ち着いてゴール左隅へ決めて勝ち越し。少し攻め疲れたところが出て単調になるところ、中盤で縦パスをカットされてのカウンターで抜け出されて再び同点とされる。その後の数分間は押されていたが何とか跳ね返して2-2で延長へ。延長は5がイエローカードもらって止めたのとそのFKがピンチだったが凌いでまたしてもPK戦へ。
川総|○×○○×
西高|○○×○○
の4-3で浦和西の勝ち上がり。5位決定戦(9/18)は観戦できなかったが山村学園と9/18に行われ2-0で勝った。
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一つ前の準々決勝・久喜戦は9/4に本庄第一高で。直近の春の総体でも延長での決着だったように県内ではライバル関係にある両チームの再戦。
予定から30分以上遅れてスタート。やはりというべきか一進一退の展開も、前半は浦和西がいくつかチャンスを作った。右からのクロスボールが久喜DFに当たってあわやOGの後のCKがファーで10が頭で合わせゴール左上隅への弾道だったがGKにキャッチされる。CB4が久喜FWに密着マークしてほぼ完全に抑える。1点勝負の気配。
後半はチャンスらしいチャンスもなく、終盤久喜のペースになったが再び延長戦へ。ただそれも18のシュート一本だけであっという間に10分が経過してPK戦になる。先攻の久喜が1人目外したが浦和西が3人目で外し5人同士では4-4。7人目がセーブされて結果6-5で久喜の勝ち上がりとなった。
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大会初戦の決勝トーナメント2回戦・秋草学園戦は9/3に入間向陽高で。
浦和西の主導権で試合が進むが給水まで得点は動かず。ようやく左CKから8のヘッドで先制すると、右サイドでのスローインから10が粘って戻したボールを8がペナルティエリア角からミドル突き刺して2-0。
後半、左サイドからのクロスを中で11がシュート、こぼれを自ら押し込んで加点すると、右CKを10と18がヘディングで決めて給水までに5-0とし、終了間際にバイタルから打った10のミドルが決まり結果6-0。CKから3得点はやや意外な展開だったが準備してきた跡が垣間見えた。
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2015/2016チームの〆を総体の欄で書いてしまったが、例年とは異なって3年生が現役続行した模様でチームとしてはほぼ同じ構成。スイーパーの5が統率するDFラインは堅く大崩れしなかったが、PK負けと勝ちが一つづつで関東大会には届かず。逆に新戦力という点ではこの選手権では出場機会が限られてしまい、長身の18、19にポテンシャルは感じつつもまた新しいチーム編成ではポジションが違うのかもしれず、その意味でも新人戦は楽しみ。
浦和西だけでなくベスト8以降は僅差の競り合いが多かったが、それでも1位・2位抜けした本庄第一と花咲徳栄の私立勢と3位以降のチームとの差は詰まらなかった。かといってこの先の関東大会を突き抜けて勝てるかというとどうもそんな気はしないのだが。
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