平成27年度埼玉県高校女子サッカー新人大会準々決勝4試合の観戦記。前年度と同様東松山の岩鼻運動公園だが、今回のベスト8、4試合は下の陸上競技場で行われる。
昨平成26年度の観戦記はこちら。2015/2/7:埼玉県高校新人戦 準々決勝4試合
組み合わせは次の通り。私立4、県立4。前年との違いは川口総合→埼玉平成。グループ1位だった川口総合を2位での進出の浦和西が競り勝っての準々決勝。
- 本庄第一 – 埼玉平成
- 花咲徳栄 – 浦和西
- 入間向陽 – 山村学園
- 久喜 – 南稜
試合形式は30-10-30分。同点の場合は延長10分→PK戦。「埼玉方式」で、ここから3試合行って優勝から8位までを決定し、春の高校総体のシード権順位になる。予定の10:00よりは少し早い開始、というのも含めて文中の時間表示は手元の時計によるもの。
第1試合:本庄第一(黄) 2-1 埼玉平成(赤)
本庄第一がキックオフからの流れで左からクロス、GK前でヘディングシュートをしていきなり先制。ところが埼玉平成もすぐ左サイドを突破して打ったシュートをGKが弾きそこをつめて同点にする。その後は本庄第一のペースではあったが落ち着く。埼玉平成は7と9のスピードのあるFW陣で反撃の糸口を探る。終了間際、本庄第一が左サイドからのクロスをファーで折り返し、中で押し込んで勝ち越し。そのまま2-1で勝利。
本庄第一は両サイドバックを中心にキック力を活かしてしっかり蹴ってリズムを作った。交代枠も一人しか使わず埼玉平成も0でこのあたりから勝負がかかっているなという印象も受けた。
第2試合:花咲徳栄(白黒縦縞) 4-0 浦和西(赤)
開始4分、左CKを中央で頭で合わせて徳栄が先制。その後浦和西が10が右サイドを突破して中への折り返しがゴール前を横切る最大のチャンスも中が合わず。11分に徳栄左サイド11(根岸・レッズレディースユース出身)が突破して独走そのままシュートまでいってゴール右隅に決める。前半終了間際、徳栄の右CKをGKが弾き損ねて失点。前半で0-3。
後半は淡々と時間が経過して45分に徳栄8が中で受けて切り返してのシュートで1点挙げるに留まるも、アンカーの吉田(同前)とCBの堅い守りに浦和西はチャンスらしいチャンスが全く作れなかった。個人能力差で4点取った印象もあるけれど徳栄が準決勝進出。
第3試合:入間向陽(赤) – 山村学園(青)
前の2試合とは異なり前半は起伏のない展開で淡々と時間が経過して0-0。後半、48分に向陽が右からのクロスを中で頭で合わせて先制すると試合が動き出す。直後49分に山村が距離のある位置からFKを決めて追いつくが、52分に向陽が得意のCKで中で合わせて勝ち越し。さらに55分に右からのクロスに飛び出した10がGKを交わして倒れながらも流し込んでダメ押しして3-1で向陽の勝ち。
山村学園は蹴って進めた後が組み立てられずやや単調。入間向陽のCKからの得点は浦和西戦で2点挙げたのも目の前で見ており、練習を積んで相当の自信があるよう。
第4試合:久喜(緑) – 南稜(白)
序盤から南稜が攻め立てる流れ。8分に久喜がゴール前でFKを与えこれを直接決めて南稜が先制。前半終了間際に久喜のいわゆるシュータリングが右サイドから直接ゴールインして1-1での折り返し。後半は一進一退の様相で時間が経過したが、久喜がサイドチェンジで揺さぶってGK前にうまく落として蹴り込み勝ち越し。終了前に南稜のFKがバー直撃の場面も作ったが2-1で久喜が押し切った。
南稜は序盤に突っ込んだ入りをしてそのまま流れをつかんで先制したが、久喜は落ち着いてチャンスを待ち得点を重ねて逆転した。DFラインでのボール回しから攻撃を進める以前の印象とは異なったが、余裕すら感じさせる試合運びだった。
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