プレビュー
2015プレナスなでしこリーグ1部 エキサイティングシリーズ 上位リーグ 第5節(最終節)
2015/11/08 13:00 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台レディース – 浦和レッドダイヤモンズレディース
1.前節の結果と直近の対戦
I神戸 3-0 浦和 11/3火 ノエスタ 観戦記
悪い癖がついた連続失点を序盤にくり返すこのポリリズム。バランスと自信を失ったチームは攻撃も単調で落日のINACから1点も取れず。
ベガルタ 4-4 新潟 11/1日 ユアスタ
前半4-1とベガルタが圧倒したが、後半に追いつかれる。
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今季公式戦での対戦は、2015プレナスなでしこリーグ1部 レギュラーシリーズ 第13節、2015/07/26 15:00 キックオフ 仙台市陸上競技場。
- ベガルタ 3-2 浦和 7/26日 仙台市陸
一度は逆転したが60分過ぎに立て続けに失点して敗戦。
ホームゲームは2015プレナスなでしこリーグ1部 レギュラーシリーズ 第5節、2015/04/26 13:00 キックオフ 浦和駒場スタジアム。
- 浦和 2-2 ベガルタ 4/26日 浦和駒場 観戦記
前半押し気味に入ったのものの決めきれず20分過ぎに立て続けに失点。後半ようやく追いついて引き分け。
2.スタメン予想
臼井→和田、池田→平尾を換装して臨んだINAC戦。交代は和田(→HT 臼井)、加藤(→60分 石井)、後藤(→67分 白木)と半自動でインスタント。
最終節はもう一度戻すと予想。石井の出来は上がってきているが最初から乗松を右、柴田を左のスタメン起用はないだろうし、いじるとこそこじゃないよな。北川は原籍のアカデミーで前日の皇后杯1回戦(四日市)出場が濃厚、長野は依然中国で代表活動。
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ベガルタの前節は次の通り。
GK 16 武仲麗依
DF 5 坂井優紀
DF 4 山本りさ
DF 2 千葉梢恵
DF 14 髙良亮子
MF 8 嘉数飛鳥↓84分
MF 13 佐々木 繭
MF 6 川村優理
MF 23 中野真奈美
FW 17 井上綾香↓69分
FW 24 有町紗央里↓79分
GK 1 齊藤彩佳
DF 19 西川明花
MF 7 田原のぞみ
MF 11 安本紗和子↑84分
MF 20 佐々木美和
FW 9 小野 瞳↑69分
FW 10 浜田 遥↑79分
3.試合のポイント
- 最終節(上位リーグは第5節、下位は第6節)の組み合わせと前節までの順位表。
○上位リーグ
ベガルタ – 浦和
ジェフL – 新潟L
日テレ – I神戸
すでに日テレの優勝決定済。「完全優勝」という文字が散見されるが、無敗ではなかったのでその用語は不適当である。ああ悔しい。2位以下は最終節の結果により変動する余地があるが賞金に差がついたりするわけではなく順位に意味はほとんどない。
順位 | チーム名 | 点 | 数 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 |
差
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日テレ | 15 | 4 | 3 | 0 | 1 | 7 | 3 | 4 |
2 | 新潟L | 9 | 4 | 2 | 1 | 1 | 10 | 7 | 3 |
3 | ベガルタ | 9 | 4 | 1 | 2 | 1 | 9 | 9 | 0 |
4 | I神戸 | 9 | 4 | 1 | 1 | 2 | 6 | 7 | -1 |
5 | ジェフL | 6 | 4 | 0 | 3 | 1 | 6 | 8 | -2 |
6 | 浦和 | 5 | 4 | 1 | 1 | 2 | 7 | 11 | -4 |
○下位リーグ
大阪高槻 – 伊賀FC湯郷ベル – AS埼玉伊賀が一抜けして湯郷も自動降格は免れているが、9位の可能性はまだ残る。湯郷は監督が前半戦で成績不振を理由に辞任したがそれより下位チームの監督も今季限りであるべきだろう。って、他所のことどころではないが。
順位 | チーム名 | 点 | 数 | 勝 | 分 | 負 | 得 | 失 |
差
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 伊賀FC | 15 | 5 | 3 | 1 | 1 | 6 | 3 | 3 |
2 | 湯郷ベル | 12 | 5 | 1 | 3 | 1 | 6 | 6 | 0 |
3 | 大阪高槻 | 10 | 5 | 2 | 1 | 2 | 7 | 8 | -1 |
4 | AS埼玉 | 7 | 5 | 1 | 1 | 3 | 6 | 8 | -2 |
- 浦和はベガルタに勝てていない。リーグ戦では4分2敗。皇后杯では一度勝っているがそれ以来対戦自体がない。
ベガルタ 3-2 浦和 2015/07/26 仙台市陸浦和 2-2 ベガルタ 2015/04/26 浦和駒場ベガルタ 0-0 浦和 2014/08/10 仙台市陸浦和 1-1 ベガルタ 2014/06/14 浦和駒場浦和 2-4 ベガルタ 2013/10/26 浦和駒場ベガルタ 1-1 浦和 2013/05/12 宮城県サベガルタ 0-2 浦和 2012/12/08 藤枝
2013年に昇格以来、お互いの順位は2013年浦和6位:ベガルタ5位、2014年RS3位:7位、今季6位:3位。浦和は優勝はあるが中位をうろうろしている状況を最も象徴する対戦結果であろう。ちなみにトップチームのユアスタでの成績は次の通りで、こちらも未勝利の鬼門呼ばわり。仙台 4-4 浦和 2015/05/10仙台 4-2 浦和 2014/10/18仙台 3-2 浦和 2012/10/20仙台 1-0 浦和 2011/04/29
- ベガルタは移籍(鮫島・長船・上辻・川島)と引退2名に対して、ポジション的にカバーするようにブラジル人を含む5名を計画的に加入させた(ように見える)が、GKの武仲はともかく、結果的にはその後のタイミングで加入した(ように見える)有町と中野が1部でのプレー実績をしっかりと発揮して活躍。そつなく勝ち点を積み上げてRSは3位。
- 加えて3年目の井上綾香の進境が著しい。テレビ中継録画で見たES・INAC戦では中盤からの飛び出しでDFラインを切り裂いており、浦和も両サイドバックが大きく開く傾向にあるためここを衝かれてチャンスを作られる場面は何度もありそう。
- 今季は失点もそれなりにあるものの得点で上回って勝ってきた印象が強い。9月以降のゲームでは特に前半での掛かりの割りに後半が低調になっているように見える。前々節のINAC戦での失点はいずれもニアで増矢、道上をどフリーにしてやられたもの。また軒並み代表選手がW杯後から中断を経ても低調で、川村優理の出来もポイントの1つではあるがチームとして補っているし、故障欠場していた選手も復帰するなどカバーしているのかもしれない。
- 浦和はこのゲームのどこに目標を見出すのか難しいが、序盤から突っ込んで前掛かりで先取点が取れればいいが攻守のバランスを取ろうとせずカウンターを喰らいやすい不安定な状態が続く。いい時と悪い時の差が激しく、これはアマチュアの場合ある程度致し方ないのかもしれないが、かといって中断期間明けの成績がよかったかというとそうではないし、スタッフの修正能力は見限ったので今季はこのままの状態で皇后杯へ突っ込んで2回戦で勝って弾みをつけるとしかポジティブな見方ができない。
- 予想スコアは3-1でベガルタ。希望スコアは通常浦和の勝利で書くことが多かったが、失点が抑えられれば御の字。かといって2点、3点取れるイメージが湧かないし、戦い方としては前半守備的に入って勝ち点を1点を得る必要も既にないのでいい場面を少しでも多く作れればそれで良かろう。そこは吉良と柴田に期待したい。
- 「縁」(年代別代表は除く)
- 同じ仙台ということで常盤木学園高出身者から入る。後藤三知と安本紗和子が同期で2008年度卒。1個下が齊藤彩佳と千葉梢恵。その後はしばらくないが佐々木美和が2013年度卒で白木星の1個上、鈴木里奈の2個下。
- 千葉梢恵は常盤木卒業後早稲田大へ進み2013年度卒、千葉望愛と同期。臼井理恵、高畑志帆の2個下。小野瞳の3個下。
- 浜田遥と和田奈央子はJFAアカデミー福島1期生。但しこの初年度については4学年同時募集したため、学制では和田の方が1個下。
- 武仲麗依は日ノ本学園高出身で藤田のぞみの1個下。
- 入江未希と三谷沙也加は同学年で日ノ本学園高で1年時共にプレー。
- 西川明花は北海道文教大明清高出身で竹内希の1個上。中野真奈美も同校出身。
- 田原のぞみは2011年シーズンにレッズ所属。長船加奈は2008-2010がマリーゼ、2012-2014がベガルタ所属。2011シーズンは井手上麻子と共にベレーザ所属。
- せっかくの体を張ったギャグなので収録しておこう。ホーム最終戦で挨拶とかするだろうに気まずくないか。
2015年11月1日(日)2015プレナスなでしこリーグエキサイティングシリーズ 第4節(ベガルタ仙台 vs アルビレックス新潟レディース)の試合において、千葉泰伸監督が試合終了後、テクニカルエリア内のペットボトルを蹴った行為が「きわめて反スポーツ的な行為」に相当すると判断されたため、2015プレナスなでしこリーグエキサイティングシリーズ2015年11月8日(日)開催 第5節 ベガルタ仙台 vs 浦和レッズレディースにおいて、ベンチ入り停止処分をくだされました。
- 順当に勝ち進めば(かなり棒読み)皇后杯の準々決勝(12/19)で、再びこのユアスタで対戦する組み合わせになっている。
4.その他リンク
- マッチトピックス (アウェイのためなし)
- イベント (前々日6日付で発表→遅すぎです)
- 2015シーズン リーグ最終戦セレモニー
- 「サポーターが選ぶ年間MVP」の投票受付とボール投げゲーム
- ゼリア新薬「ヘパリーゼ」 (先着1,500名様)
※「時々日記」はリーグからのお願い(写真等の撮影について)で指摘されている違反行為とともに、シャルム応援してるならノエスタなんか来てないで応援行けよ、こかんでもいいから寝てればいいブログ上やSNSでの写真公開、のような撮影物の流通についても反対の立場をとっています。
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※エントリーの日時は管理上キックオフ予定時刻の24時間前にしていますが、実際はもっと早い時刻に締め切っています。その後知り得た情報によって更新する可能性もあります。
旧パス名:
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