U-15なでしこアカデミーカップ2015第1節、浦和レッズレディースジュニアユース対スフィーダ世田谷FCユース戦の観戦記。
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レッズはここまで8戦消化して5勝3分の勝ち点18で暫定3位、負けてはいないものの遠征での仙台、新潟と引き分けたのがここへ来て微妙に痛い。残り世田谷、ノジマ、アカデミー福島との対戦。
一方、世田谷は同じく8戦で6勝1分1敗の勝ち点19で暫定2位。残りはレッズ、ノジマ、千葉。ちなみに1位は世田谷に土をつけているアカデミー福島が7戦無敗で勝ち点21。
2位以内が準決勝へ進める大会レギュレーションから直接対決で勝って望みをつなげたいのと、今季TMと関東大会で敗れている相手なだけに尚更力が入る一戦になる。
しかしながらそうした勘定立てや思い入れは外野のたわごとであった。知らされない事情もあるだろう。まして資金的な援助をしていたり、子供をクラブに所属させていればステークホルダーとして意見の言いようもあるだろうが「時々日記」は該当しない。反面、感じたことを表現することに関しては制限を受けない立場にいると認識しているので、思ったことは書く。
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レッズのスタメンは次の通り。
ご存知の方々には繰り返しになって申し訳ないが、浦和レッズレディースの中学・高校年代の活動は基本的に中1・中2を「ジュニアユース」、中3~高3を「ユース」として分け、夏のU-15選手権に中3は出場しない。選手・チーム登録に関しては知らないが練習や所属するリーグも異なる。
ただし今年から始まったこのなでしこアカデミーカップは出場資格をU-15にしているためか、これまでもレッズは前述のチーム間の垣根を外して中3を出場させてはいる(エルフェン戦、横浜青葉戦など)。9月4日から7日までのJFAエリートプログラム女子U-13トレーニングキャンプにFWの島田芽依とMFの河合野乃子が選出されたこともあって今回は前から18三浦晴香、6轡田歩、15高橋恵美理、GK12伊能真弥の4人をスタメンで起用した。サッカーなので年長者を集めれば能力が高くなるわけではないが体格がある程度相手なだけに有効だと思われたし、これは勝負に徹してきたなと期待したほど。
4-4-2で書いたが轡田が高目の位置を取って攻撃参加。三浦の抜け出しからのシュートがGKのセーブでCKへ。一度クリアされ、二度目に中央でのこぼれ球に酒井が反応して押し込みレッズが先制。その後右サイドの福田莉に代えて落合を入れて一法師が右へ。世田谷は蹴って走る縦にシンプルな攻め。一度抜け出されかけたのは島崎がよく戻って事なきを得る。前半は1-0での折り返し。
後半は一進一退もうまく凌いで1点でも勝てそうな流れは作っていたが上田を下げて寺崎を入れて左SBにして島崎を上げると、本日最大の疑問符、CBの井之川に代えて恐らく初めての福田史。52分この裏へ飛んだフィードに世田谷FWが反応、冷静にヘッドで飛び出してきた伊能の頭上を越す弾道で流し込んで同点。飛び出しも中途半端。終了間際三浦が左サイド突破して引きつけてから右でフリーの一法師に出したがオフサイドの判定。DFライン目の前だったのでセーフに見えたけれどどフリーだったからぎりぎりでなくてもよかったか。最後CKからのこぼれを寺崎がミドルを放つが枠の外で試合終了。
U-15なでしこアカデミーカップ2015 第1節2015年9月5日(土)14:00キックオフ・浦和駒場スタジアム浦和レッズレディースジュニアユース 1-1(前半1-0) スフィーダ世田谷FCユース得点者:19分 酒井水蘭、52分 失点試合時間:60分GK 伊能DF 酒井、髙橋恵、井之川(→50分 福田史)、島﨑MF 髙橋美、福田莉(→21分 落合→55分 井上)、轡田FW 一法師、三浦、上田(→45分 寺﨑)
30分ハーフの短時間決戦の条件下で流れをつかんでゴールをこじ開けた前半は良かったが、後半勝ちきってもいないのに全員出場方針に加えて適性診断の初ポジションお試しとかそういうのは県リーグかプリンセスリーグでやって下さいな。福田史織は中1で最も身体能力が高くそれ故にGK兼任にもなっていて慣れればどこでもこなすポテンシャルはあるだろうが、それこそ試合前に赤ユニでGK練習していたのだし。しかもよりによって夏からカバーリング能力の高さでCBの一角を定位置にしてきた井之川に代える手はない。オフサイドの件は記した通り、コンタクトを流すジャッジにもツキがなかった。文句言いついでに、JFA行事で選手がいない可能性が高い日に勝負掛かりの試合を持ってこなくてもよかっただろうに。
サイドアタックを封じられると手詰まりになって個の打開を選んでロストするのは中でも解決しないといけない課題。世田谷DFラインが低かったこともあって、落合はスペースを見つけてパスを受ける所作が大幅に改善していただけにもっと長い時間託してみたかった。
これで勝ち点差は詰められず自力での2位以内は消滅。世田谷はトップチームの監督が采配したりでもしないかぎり落とすとは思えずレッズが決勝ラウンドへ進める可能性は低くなった。というわけで、今季は勝ち抜けを優先させた試合運びを必要とするゲームは無くなったと判断して、今後は選手単位での気づきを中心に記すことにしよう。
旧パス名:
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新時々日記
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