U-15なでしこアカデミーカップ2015第5節、浦和レッズレディースジュニアユース対日テレ・メニーナ・セリアス戦の観戦記。
昨2014年に短期開催で行われた下部組織同士の試合をリーグ戦+決勝トーナメントの形式で行うとアナウンスがあったのは4月22日。その詳細はリリースを参照して頂くとして、折から夏のユース選手権(U-15)に向けて都道府県レベルの予選が始まっており、実質的にはその選手権が終わった8月中旬以降から本格化するものだと思っていたが、トップチーム同士の対戦時に前座で組む方が負担が少ないのか、いきなり昨年の選手権決勝の組み合わせが行われることとなった。節は第5節だが両チーム共このリーグ戦については初戦になる。
鴻巣駅からいつものように歩いて競技場に着くと浦女ユース(次女)が周回コースを走っていて何が起きたのかと思ったがそれはさておき10:45開場(メインスタンドのみ)、11:00キックオフ。意外と観客は多かった。
レッズのスタメンは次の通り。
埼玉県大会からクラブ公式は4-3-3表示だが、ゴールキック時などは4-2-3-1のことが多い。高橋美紀と河合野乃子の位置は便宜上並列に置いたが、流れの中では高橋が左右に動き回ってスローインを受けたりセカンドボールを拾って攻撃のスイッチを入れるので河合は下がり目でバランスを取る役割で位置する。
県大会決勝(4/29・観戦記)からの比較ではCBの石倉が欠場した代わりにサイドにいた井之川を置き、村岡が左サイドバック。1トップには後半からの起用だった島田がスタメンで出た。
13分に月東のロングフィードを受けて右サイドを抜けた一法師が中へ運んでシュートを放つとGKに弾かれたがそこを島田が詰めてレッズが先制。中盤でのせめぎ合いに終始し、レッズとしては球際の争いに苦慮するが、まだ小さいけれどすばしっこい浦和の左サイドらしい選手の大西が仕掛けて応戦する。
後半しばらくして島田と上田の位置を変える。河合→知久の方が先だったはずで得点の時間は37分ではなく47分にしたが、左サイドをパス交換で剥がしてから知久が縦にスルーパス、上田が飛び出してGK前でがら空きの逆サイドにうまく送るとそこへ走りこんできた一法師が確実に決めて2点目。風の影響とピッチコンディション的にもセリアスのロングフィードは流れることが多く今日はこの2点で充分セーフティーリード。
U-15なでしこアカデミーカップ2015 第5節2015年5月10日(日)11:00キックオフ・鴻巣市陸上競技場浦和レッズレディースジュニアユース 2-0(前半1-0) 日テレ・メニーナ・セリアス得点者:13分 島田芽依、47分 一法師央佳試合時間:60分GK 石塚DF 酒井、月東、井之川、村岡MF 河合(→39分 知久)、上田(→47分 福田莉)、高橋FW 一法師、島田(→55分 福田史)、大西
三女2015チームの観戦も4試合目になり今日も芝生席とは異なり高低差もあったので選手個々の特長把握をさらに積み増すことができた。島田にはマークがきつく付いて収めつつも反転してゴールへ向かうシーンはなかなか作れなかったが、得点の嗅覚を活かして先制点を挙げた。暑い中長い時間プレーできたのも自信になったように思われる。
2点に絡んだ一法師は強豪高校にいそうなタイプのダイナミックなプレーが持ち味のFWで最後はトップの位置にもいた。持ち過ぎのきらいもあったが今日のPOM。上田、高橋、それにGK石塚あたりは中2にして貫禄すらあるプレー振りで安定している。
DFラインは月東を中心に前でつぶして攻撃の糸口を作らせなかった。両サイドバックも一列前のサポートができているし、酒井はサイドは違うが現ジェフの上野紗稀を思い起こさせる。
勝った試合の後で記すのは良くないかもしれないが、ピッチがでこぼこで次回開催はお断りしたいレベル。東京オリンピック出場国が視察に来る前に改修しておいた方がいい。(再掲)
次戦は来週5月17日にエルフェン埼玉マリ戦が組まれたようだが、上田と月東がU-14で中国遠征初日、島田と福田莉子がU-13キャンプで堺と拘束されているのだが、梅原さんの采配は如何に。(ってもう書いていいんだっけ?) 残り5分での出場だったが福田史織も大柄ながら走力はあるしもう少し長い時間見たいな。
※5/15追記:テレビ埼玉「GGR」で試合ダイジェスト放映。それにより確認できたことを反映。
旧パス名:
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2012年度以降の浦和レッズレディース 試合結果・観戦記一覧はこちら。
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