「平成26年度埼玉県高校女子サッカー新人大会」、いわゆる新人戦の最終日、決勝と順位決定戦3試合の観戦。
昨年度は降雪がかなりの影響を日程に与えたようだが、今年度はここまで1回戦の順延のみで無事予定の最終日へこぎ着けた。
会場は川越運動公園陸上競技場、なでしこリーグの会場としてもエルフェンが使用するが個人的には初めての訪問。川越駅から東武バスで終点まで。土曜日朝なのに意外と乗るなあと思ったら二つ手前の停留所にあたる「埼玉医大」(=病院)への利用者が半分以上だったか。川越駅には接続の関係で早めに着いていたので出発場所に停まっていた「埼玉医大行き」は見送ったのだが歩けなくもない距離だった。埼玉医大周辺にはコンビニと飲食店があるが、川越駅(もしくは本川越駅)周辺で調達してくるのが無難であろう。
三木防にも通じる土地は余ってるんです的開放感。
メインスタンド中段へ。最初日差しが当たっていたがすぐに陰になるのは藤枝と同じ。風は強く、当然北風で写真でいえば左から右の方向。いろいろ飛ばされとったなあ。背番号はすべて視認、時間は手元の時計なのはこれまで通りだが会場には時計と45分計付きの電光掲示板があってきちんと作動させていた。30分ハーフ、同点の場合は10分の延長戦で、その後はPK戦へというのも変わらず。
試合の合間に、新人戦これまでの結果一覧が配られた。なかなかやるではないか。
○7位決定戦 浦和西(赤) 0-0(PK9-8) 入間向陽(青)
10:00キックオフ。
浦和西は4-4-2
10-8
6-7-3-9
5-4-11-2
GK1
も、相手2トップを4と11でマンマークして5がスイーパーに位置する時間帯もあり。前半終了間際に浦和西CKからカウンターで入間向陽がGKと1対1の局面を作ったがシュートは左にそれてしまう。得点に結びつきそうなチャンスは双方ともこの1回で、強い風の影響で風下側はゴールキックになると簡単には運び出せず、風上側も長めのボールは流れてしまい蹴りあいの展開に終始。
延長でも決着はつかず、PK戦へ。後攻の浦和西2人目が左に外したが、入間向陽4人目をGKがセーブして4-4でさらに延長に持ち込むと入間向陽通算10人目をセーブ、浦和西10人目はその止めたGKが蹴って決め9-8で浦和西が7位になった。
浦和西はまだキック力不足で後方からの押し上げに課題があり、エースの10番が決勝トーナメント以降マークされて抑えられてしまうと現状なかなか打開できず。入間向陽も似たようなところがあって1回戦はよく見えたのだけれどこの日も得点に至らなかった。
○5位決定戦 川口総合(青) 0-5 山村学園(赤)
前の試合がPK戦で11:50キックオフ。
10分に山村右ウイング9番が抜け出しGKも交わしてから流し込んで先制。13分にも同じような局面を作り、今度はミドルシュートを決めて2点目。20分に中央スルーパスを山村11番が受けて進みDFを振り切ってGKとの1対1を決めて前半で3-0とリード。
後半も山村ペース。40分過ぎ左サイドで基点を作り戻したボールを11番(?)がミドルシュート。53分に左からのクロスボールを9番が中に走りこんできてGK前で合わせてゴール。結果5-0で山村学園の勝ち。
1回戦で決勝進出の本庄第一と当たってしまった故に5決回りとなったが山村学園の力が抜けていて点差がついた。山村学園はやることが整理されているというかボール回しも安定しているし、センターフォワードっぽい11番も決める力があるし視野も保てているのでポストプレーもうまい。そして神経がそちらに集中してしまって中固めると外から快足ウイングにやられるというパターン。
○3位決定戦 南稜(白) 1-2 花咲徳栄(紺地白縦縞)
13:10キックオフ。
10分くらいまでは花咲徳栄が支配していたが、南稜9番が右サイドで仕掛けて中へ折り返して合わせ南稜が先制。その後も花咲徳栄が支配していたが前半は1-0での折り返し。
37分左CKを中央で頭で合わせて同点。すぐの41分左サイドからのスルーパスに反応した7番が左足で決めて花咲が逆転し2対1で終了。
花咲徳栄はベンチを見ると人数的に一杯一杯のようだが、よく走るしつなぎもうまくチームとしてのまとまりを感じた。南稜は切り札の9番が後半押さえられてしまうと打開策がなく押し返せず。
○決勝 久喜(緑) 1-1(PK4-2) 本庄第一(黄)
14:30キックオフ。共に控えがスタンドから応援する。
前半は本庄第一がチャンスを多く作る。なぜか久喜が右サイドペナルティエリア外でファウルを3度も取られ、さすがに3本目のFKは直接バーに当てられるなど、チャンスは本庄第一の方が多かったものの0-0で折り返し。
後半、46分に本庄第一が左サイドのスローインから中へ折り返すとFWとの競り合いで久喜DFの足に当たってゴールし本庄第一が先制。久喜はすぐの48分にCKからの流れを左サイドを個人技で突破してからシュートを決めて同点。終了間際に久喜が二人で抜け出してどフリーでシュートを放つが右にそれてしまい1-1で後半終了。延長でも得点できずPK戦で2人止めて辛くも久喜の優勝。
総じて体格の良さが目につく久喜(特にDFライン)が選手権に続いて埼玉県No.1に輝いたが、落ち着いて戻すなりつなげばいいところを蹴ってしまうなど組み立てに雑なところがあって精度もまだまだ。本庄第一は前半1点でも割れていればどうなるかわからなかったが巻き返してきた感があり、春以降も一定の存在感はありそう。
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