平成26年埼玉県高等学校女子サッカー選手権大会決勝トーナメント1回戦、浦和西高校対久喜高校戦の観戦。
会場は戸田市の惣右衛門サッカー場。埼玉県リーグの会場にもなるので名前は知っていたが訪れたのは初めて。浦和から自転車でも行かれそうだったが、埼京線北戸田駅から歩く。住宅街を進んでいくと忽然と現れる感じ。周囲を駐車禁止のロードコーンと掲示で囲っている状況、この立地ならばもしあれば即通報→使用禁止コースが容易に想像でき主催者が気を使うのも当たり前か。
応援はバック側を開放、一ヶ所出入り口がある。基本グランドだけの施設なので立ち見。
埼玉の選手権勝ち上がり方式は8つの予選リーググループの各1位、2位全16チームで決勝トーナメントを争う。入間向陽と引き分けてリーグ2位となった浦和西は1回戦で県総体決勝で死闘を演じた久喜と対戦する巡り合わせとなった。70分、トーナメントからは10分延長、PK戦で決着。予定の14:30からは数分遅れてのキックオフ。暑い。
両チームのフォーメーションは視認。浦和西を見るのはその県総体決勝と関東大会に次いで三度目。今回プログラムがないので(何人かは想像がつくが)とりあえず背番号でのみ表記。
24
6 22 10 7 5(C) 11 3 2 9 GK1 |
キック力のある選手をGK前に置くスイーパーシステム。
久喜も同様に県総体決勝以来。
11
9 10 7 6 13 2 4 3 14 GK24 |
前半は立ち上がりから久喜が主導権を持って試合を進めていたが、浦和西FW24番が相手GK位置を感じて打ったロングシュートが決まり先制。ところがペナルティエリア内中央でのこぼれ球のクリアがはっきりせず、久喜10番が再度奪い返して左隅に正確なシュートを決めて同点。結果的には浦和西にとってはこの失点が一番もったいなかった。1-1で折り返す。
後半は点の取り合い。40分センターライン付近の競り合いが浦和西のファウルの判定。このFKを距離はあったが2番が直接決めて久喜が勝ち越し。45分に浦和西右CKを中央で24番が押し込んで同点。さらに右サイドからつないで上げたクロスボールを相手に当てながらも三たび24番が決めて今度は3-2と浦和西が勝ち越す。
今度は久喜が反撃、FKから8番(?)がバックヘッドでGK頭上を越して得点、3-3の同点に。すぐに浦和西のロングフィードから右サイドを22番が独走してGKとの1対1の局面を冷静かつ豪快にゴール上に突き刺してまたも勝ち越し、逃げ切るかにも思えたが久喜が右サイドから崩して11番が決めて4-4として延長戦へ。ここでこの日3得点の浦和西24番が何かのアクシデントで交代。10分間では勝負がつかず、PK戦へ。4-3で久喜が準々決勝へ進むこととなった。
もう一個か二個上での対戦がふさわしい組み合わせでまたしてもものすごい展開の試合となった。久喜は攻撃時に中盤から鋭く押し上げてチャンスを作りシュートまで確実に持っていった。浦和西は24番の決定力が抜けた存在だったが、4点目を決めた後もう一回訪れた右サイドからのチャンスを決めていればなど実に惜しい内容だった。
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