2014/3/4:南関四場特別観覧席比較

2014年2月から3月にかけて南関四場(浦和、船橋、大井、川崎)の特別観覧席を実際に利用したので、その内容を比較してみようと思う。

各競馬場の特別観覧席・指定席はそれぞれ何種類かあるのでまずそれを確認しておく。グループ利用や場外開催の場合は今回は除外して、本場開催時の個人利用という設定に絞る。太字が今回利用した席である。

浦和
- 3号スタンド5階特別観覧席(2,500円)
- 3号スタンド4階特別観覧席(2,000円)
船橋
- 特別観覧席・個人席(2,000円)
大井
- L-WING指定席スターシート(2,000円)
- L-WING指定席 T-SEAT(3,000円))
- L-WING指定席スカイシート(3,000円)
- ゴンドラシート 3号スタンド・6F(1,500円)
- ゴンドラシート 4号スタンド・5F(1,000円)
- 一般指定席 2号スタンド5階(500円)
- 一般指定席 3号スタンド5階(500円)
川崎
- 特別観覧席S 2号スタンド3階 (2,500円)
- 特別観覧席A 2号スタンド4階 (1,500円)
- 特別観覧席B 1号スタンド4階 (1,500円)

この中で、大井は昼間開催時は料金割引を行っており、スカイシートは3,000円→2,000円。また、帝王賞と東京大賞典の日はプレミアム料金として割り増しの設定がある。細かい話をすると、船橋だけ入場料(100円)込みの料金で他の三場は別。

それぞれの設備などについて。

浦和：3号スタンド4階特別観覧席(2,000円)
- 販売窓口上に空席を表示する電光掲示板がある。
- スタンプカード：1年以内に本場開催5回利用で次回1回無料。
- 入退場：専用エレベーター前及び階段前に係員によるチケットチェック。
- モニタ：2席につき1台。
- ドリンクサービス：あり。お茶類の給湯器2台。オレンジジュースとコーヒーはカウンターで受け取る形式。
- コインロッカー：観覧席エリアにはなし。
- 飲食:売店が1つ。ソファーか席で食べる。
- ポイント：ゴール板寄りに利用者(常連)が多いような気がする。1列目が意外と人気だが最後列から売れているか。大きめのソファーもあるのでフテ寝もできる。
船橋：特別観覧席・個人席(2,000円)
- 販売窓口上に空席を表示する電光掲示板がある。
- スタンプカード：本場開催時5ポイント、場外開催時1ポイントで加算し30ポイントで次回無料。
- 入退場：初回入場時に手の甲に蛍光スタンプ押印、以後ブラックライトによるチェック。
- モニタ：なし。
- ドリンクサービス：あり。自動販売機の無料開放。
- コインロッカー：観覧席エリアにもあり。
- 飲食:2ヶ所
- ポイント：そんなに暗いとは思えないのだがテーブルにライトがある。あえて言うならパドックが遠い。
大井：L-WING指定席スカイシート(昼間開催割引2,000円)
- 販売窓口上に空席を表示する電光掲示板はない。
- スタンプカード：特別観覧席専用はない。TCKカードという来場と指定席利用で加算するポイント制度がある。
- 入退場：初回入場時に手の甲に蛍光スタンプ押印、以後ブラックライトによるチェック。
- モニタ：1席につき1台。
- ドリンクサービス：なし。
- コインロッカー：観覧席エリアにもあり。(100円)
- 飲食:フロア内に2ヶ所。
- ポイント：席種・席数が多いためか窓口上に掲示板がないので、窓口で希望を言うしかない。Webサイトにフロアマップがあり事前に確認して、○列目の○番、と指定する方がスマート。L-WINGは1コーナーに位置するのでゴール板寄りは右手、本馬場入場は左手になる。広いので前の方に座ると窓口まで遠くなる。スカイシートから見て後ろにウイングルームが位置することになり、やはりグループ客は騒々しいことが多いので気になる人はチェック。
川崎：特別観覧席S 2号スタンド3階 (2,500円)
- 販売窓口上に空席を表示する電光掲示板がある。
- スタンプカード:6ヶ月以内に本場開催時3回利用で次回1回無料。
- 入退場：外出証の発行と回収。
- モニタ：1席につき1台。
- ドリンクサービス：あり。自動販売機の無料開放。
- コインロッカー：観覧席エリアにもあり。(200円)
- その他：コンセントあり。
- 飲食:3階には飲食施設がない。(4階の指定席エリア内か2階にタンメンと煮込)
- ポイント：2席並んで通路というレイアウトだが、席自体は1席ごとに独立している。ゴール板寄り後方の席からだと1コーナーの一部が死角になるようだ。一列目は晴れていると日差しがややきつい。