全女3回戦:広島・美作ラウンドの旅 初日
○準備編
- 全日本女子サッカー選手権大会(以下、全女)の組み合わせが発表になり、早稲田が勝ち上がればINACと広島で、その翌日に美作で浦和の試合が組まれていることが判明し、これは行かねばとプランを立案。
- 広島、岡山ともに全日空が就航しているので、とりあえずユナイテッド航空のマイルで羽田-広島/岡山-羽田で発券(12,000マイル+2,000円)。
- 広島→美作のルートとスケジュールは、一応温泉関係の仕事なもので一度泊まってみようということで土曜日に移動して湯郷温泉泊、と早めに決めたものの、ルートは鉄道などを検討しつつも、結局岡山駅前からバスというオーソドックスな方法を採用。なお、私は車は運転しません。
- 経済性を優先させれば、広島→岡山を高速バス(サンサンライナー:2,800円)、岡山市内に宿泊を取るパターン。山陽線各駅乗り継ぎなら2,940円。
- 湯郷温泉の一部の宿は無料バスを岡山駅まで出しているが、最終は16:00のようなので広島2試合後では間に合わない計算。もちろんそういう宿は宿泊料が高い。
- 岡山駅前から湯郷までのバス(宇野バス)は1~2時間に1本程度。18:42発の前が17:34発、終バスは20:07発。終バスまで目標を下げれば前述の高速バス、各駅乗り継ぎで岡山へ移動して間に合う計算だが、到着時刻からして風呂も入れない恐れがあるのでここは特急料金2,000円強を払って魔法の乗り物新幹線を使う。
- 美作から岡山空港への移動も難関で、公共交通機関だけに絞れば、岡山まで宇野バスで戻って、空港リムジンバスしか手がなさそう。津山・岡山空港間の乗り合いタクシーはあるものの、サッカー場と津山バスセンター間の移動が難しい。今回は先に岡山空港発を取ったためちゃんと検討していないし、広島/伊丹のオープンジョーが可能かどうかは未確認だが、美作インターからの津山~大阪の高速バスを使うのが、特に帰りには便利かも。全女は言うまでもなくトーナメントなので延長・PKになるとそれだけで30~40分延びるので、時刻には余裕と第二第三案がどうしても必要。サッカー場から美作インターまでどうするかという課題は残るが、そこはタクシーがなんとかなる手応えはあり。
- 鉄道利用はJR姫新線の林野駅が最寄りになるが、本数は少ない。(智頭急行佐用駅での乗り換えパターンもチェックすること)比較では前述の高速バスの方が便利という結論になる。
○初日:→広島→岡山→湯郷温泉(美作)
北浦和5:43(京浜東北線)6:32浜松町 定期+130円
浜松町6:38(モノレール・快速)6:57羽田空港第2ビル 470円
「モノレール羽割往復きっぷ」800円があることを乗車後知った。帰りも「モノレール&山手線内割引きっぷ」500円の方が安かった。二重に失敗。Suica持ちで便利だからついつい。
今のしくみではこんなに早く来る必要はなかろうが、UA発券のEチケットなのでカウンターでチェックインしなくてはならず、7時ジャストも目標にしやすいので。しかし、土曜日ということもあってかカウンターは待つこともなくすぐに搭乗券が出てきた。セキュリティには時間がかかったけれど、ゲートが目の前で時間が余ったので、コーヒーを買って飲む。
これは隣の64番ゲートの飛行機。モノレールから見る朝焼けもきれいだった。
羽田7:50(ANA673)[9:30]広島 マイル
便名からもわかるように、全日空の広島行きは1時間早くもう一本前(671/6:50発)があるのだが、予約時には満席。面倒だったのでこの2便目を予約。3日前くらいには逆に671便に空きがあり、673便が満席。でも乗ってみたら中央の席はポツポツ空いていた。アワード席のコントロールだから別物かもしれないがよくわからん。あまり興味がないのでさらっと書くと、この673便には最新鋭のボーイング787が12月10日から投入されており、そんな需要もあるのかな、と。
広島空港[9:38](空港リムジンバス)10:30広島バスセンター 1,300円
飛行機が遅れた分、バスは接続を取って発車。一応、満席。
市民球場がほぼ更地になっているのに驚きつつ、バスを降りて、そごう地下でお弁当購入。
引き続き、地下街のスタバでコーヒー購入(テイクアウト)→ドラッグストアで携帯カイロ購入→チケットショップで広島→岡山の新幹線回数券バラ売りを購入して、
本通[10:56](広電バス3号線・観音マリーナホップ行き)[11:20]総合グランド入口 230円
いくら調べてあっても、地方で初めての路線バスに乗るのは緊張する。総合グランド入口で降りれば目の前。しかし、正式な(?)入り口とは逆側から入ってしまったものの、今日は南側の福岡/早稲田側寄りに座るつもりだったから、どちらでもそんなに変わりはなかったかな。帰りに通ったら店じまいした売店があったし、スタンドで何か食べている人も見た。その逆側の出入り口にもお弁当屋さんの移動販売車が停まっていたけど販売していたかどうかは不明。コンビニは一軒あり。
第一試合はASエルフェン狭山FC vs 福岡J・アンクラス。ゲームの方は、前半30分程度経過していて、狭山1点リード。結果もそのままで狭山が勝ち上がった。狭山は4-4-2とか4-3-3で高いラインをとってがっちり守るのがうまくなっていて、これは31番山本りさの力か。シーズン前半からチャリティマッチの頃までの10番渡辺彩香の力強さが見られないのだけれど。福岡はあまり攻め手がなく淡白な感じ。14番田頭陽子が後半投入されたが、膝が悪いのか思うような動きではない。今、自分も膝が痛いので他人事ではない。
第二試合がINAC神戸レオネッサ vs 早稲田大学。観客数も3,100人となったように、アップの段階から結構盛り上がるINAC側と、黙々とアップの早稲田側。前半35分にCKを南山にニアサイドに入られてINACが先制。その後は大野のシュートがポスト2回とか惜しいのがあったものの、早稲田の守備は頑張っていて、特に左SB臼井理恵は目立ったし、もちろん主将で広島出身の高畑志帆 (後半途中にメインスタンドは高畑の「後輩」の掛け声が始まって湧いた。早稲田には組織立った応援がないのが不思議)も。INACは全体的に重い感じというか、学生相手にちょっと気負ったのかきれいなサッカーをやろうとしたのかも。結局こちらもそのまま1-0でINACの勝利。
と、終了の笛を聞いたら急いで発って、
総合グランド入口[15:58](広電バス3号線・広島駅行き)[16:30]広島駅 240円
に飛び乗って、駅構内も早足で進み、
広島16:37(新幹線のぞみ46号)17:13岡山 4,980円(定価は2,940+2,410=5,350円)
に何とか乗る。すでにiPhoneのバッテリーが終了(今回の反省点その1:外部電源を忘れたこと)していたので、ドア前の席で充電する。しかし、すぐ着いてしまう。
岡山駅前17:34(宇野バス>:林野駅行き)[19:20]湯郷温泉下 1,100円
古めの仕様の路線バスで、ただでさえ初めての路線でなおかつ外の景色がほとんど見えないという不安の中でちょっとうとうとしたけれど、かなり退屈しながらバスに揺られて進む。停留所名が「○○下(シモ)」の次が「○○上(カミ)」という順番が多くて、川に沿って上っている感じだけがある。
停留所で降りてとりあえず歩き出すと、湯郷グランドホテルと鷺温泉館のところへ出てくる。街はほとんど人が歩いておらず、店も外からは中の様子が伺いにくい居酒屋とスナックが何軒かあって、なんだかなあ。
とりあえず宿(大黒や)に荷物を置いて、取って返して鷺温泉館でお風呂。この名前の由来は「その昔円仁法師がこの地にて鷺が足の傷を癒すのを見て発見したと言われる別名「鷺の湯」としても全国に知られる名湯」とのことで、鷺の気持ちにはなれないけれど、膝が痛い自分にはありがたい。ぬるめの温度なのでじっくり入って温まる感じ。浴場には「静の湯」という名がついていて、ミストサウナと放置されてるっぽいボディシャワーがあるけれど、こういうところでは入りたいと思わなくなるのは不思議。週替わりで男女入れ替わるパターン。
お風呂から出て、バスからも確認できて外から中の様子が見えた「食事処たかはし和風れすとらん」で、湯豆腐定食とヤマメの塩焼、瓶ビール2本。またバッテリ切れでこのへん写真が、が、が。ヤマメの身はちょっとサーモンピンクがかっていておいしかった。
「外からは中の様子が伺いにくい居酒屋」のドアをガラッと開ける気合も入らないので、ヤマザキショップ赤堀酒店で赤ワインの小瓶を買って帰館。電気がついていない飲食店や旅館がある。散策するような気温でもないし、全体的に暗いので休業なのかつぶれているのかはよくわからない。宿には高校生の運動部が1チーム分泊まっている模様。部屋に戻って電源をつないで、思ったよりソフトバンク電波が入るので、各種チェックした後ほどなくして寝る。ふとんが小さい(泣)。
大黒や 朝食付 6,000円 自社ウェブサイトから予約。すぐメールで返事が返ってきた。
2日目へ。
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