旅行記:ドイツ出張(7) > Seoul > 東京

2006/9/30
ドイツ出張7日目最終日

といっても機中で日付変更して、ソウルでの乗換えだけ。

意外と眠ったような気がする。アイマスクのおかげか。朝飯にシーフードの辛い奴が出たが、寝起きで食欲が出ず、添えられたご飯はほとんど食べられず。

12:15定刻着。Transferで出発階へ来て、とりあえずラウンジでネット接続。出発まであと4時間。ソウルまで来ているのに乗り継ぎ時間が中途半端。シャワーでも浴びに行くかな、と思ったら、満室だったので、空いたら教えてと言っておいたが知らせにくる間もなく眠くなったので、仮眠室で2時間眠る。

16:00前に起き出して、またネット接続し、免税店で「あなた?、どうしてそんなに大きくなったですか?」という悪気のない質問にさらされつつ、そのおねいさんが売っていたキムチは買わず、海苔を買う。荷物が最後の最後まで出てこなかったり、3人同じ行程で取れなかったり、他にもちょっとう?むということがいくつかあって、アシアナとは相性悪いかな、と思った最後の区間、機材767-300。ま、Ms.Leeがパクソルミ似だったから許すか。しかし、ヨーロッパ区間では機材が新しくならない限り(今回74E)、利用しないなあ。定刻着。もっとも端っこのゲートで、せっせと歩いて、20:00のスカイライナーで日暮里経由、電車で帰る。

あとはまとめというか感想。
1.韓国とドイツ
リサイクル
街中のゴミ箱が4種対応。ゴミ・紙・瓶・パッケージ。日本の駅のゴミ箱も新聞雑誌・瓶・缶・その他と分けていますが、街中のゴミ箱数は圧倒的に日本は少ないので、あまり比較にはなりません。

環境対策:ホテルのアメニティ
タオルの洗濯要不要あたりはハワイでも同じなのですが、アメニティが徹底してありません。偶然ホテルチェーンが同一系列に泊まったのですが、ボディソープ兼シャンプーのボトルがあるだけ。

言葉:観光産業
ソウル市内のホテルや飲食店はほぼ日本語を解する人がいます。一方、バーデン・バーデンは国境に近いせいか、フランス語の表記がありつつ、人は英語を話してくれます。Bad Homburgの施設での表記にはロシア語があったほど。

ともあれ、ドイツも高齢社会で就労人口が減る傾向の中で、消費税などの間接税へのシフトが進み、EU圏内では国境があってないようなものとなれば、観光を軸とした消費を重視する街とそうでない街との差もあることは理解できます。

2.信用関係
先にも書いたように、今回10年ぶりのヨーロッパでしたが、その10年の間にアメリカ合衆国には何度か訪れており、とはいえそれだけの経験ではありますが、「欧」「米」(場合によっては「日本」)の最も大きな違いを大胆に言い切れば、信用関係ではないでしょうか。

事例1:ホテルのチェックイン・アウト
ホテルはWeb経由で事前に予約し、その再に一応クレジットカード番号をギャランティとして出してはいますが、チェックイン時に事前の確認やデポジットを求められたことはありませんでした。

事例2:ホテルの朝食
同じくホテルでのことですが、ビュッフェ形式の朝食時、食器を片付けながら従業員がリストを手に部屋番号を聞いて消しこんでいました。そのリストも完全なものではなく、リストになければ番号を書き入れる程度。食べなかったら請求されなかったかどうかは分かりませんが、「クーポン」や「朝食券」などは発行されませんでした。

事例3:検札(鉄道)
長距離・通勤電車・路面電車・1等・2等と様々な交通機関(鉄道)で移動しましたが、改札口はありません。特にICEと呼ばれる長距離特急では、必ず車掌による検札があります。ただ、一度見たら二度と見ない。職業上の能力なのでしょうが、ラスベガスのシャトルバンの運転手あたりとは大違いです。

そして、通勤電車・路面電車ではほぼ検札がありませんでした。

3.自動車の国?鉄道の国?
ドイツといえば名だたる自動車メーカーやブランドをいくつも挙げることができますし、車窓から見たオペルのリュッセルハイム工場は専用駅と広い構内を持った立派なものでしたが、記事などを読めば、人員削減計画が進行中とのこと。

今回は不慣れな土地で運転はどうだろう、ということで、都市間の移動は鉄道とタクシーを利用しました。もちろん鉄道についても不慣れなことは確かなのですが、駅に来てしまえば世界共通のことも多く何とかなるし、一番手間取る(時間もかかる)と思われた乗車券の購入も、「ジャーマンレイルパス」を日本の旅行代理店から事前購入して行ったので、唯一の仕事は乗るべき列車を見つけることでした。

それも大きな駅の窓口には、大都市間の乗り継ぎ時刻表が用意されています。また、Webサイトはほとんどドイツ語表記ですが、乗り継ぎ・価格調べは英語でできるので、事前に調べていくことも可能です。ポータルサイトの「路線案内」と同じように、「銀座」と入力すると「銀座」「銀座一丁目」「東銀座」と候補が出るように、大都市の場合駅が複数あるので、とりあえず中央駅を意味する「Hbf.」(Hauptbahnhofの略語)を選べばいいでしょう。

4.ドイツ鉄道:混雑/遅延状況
都市間の移動は次の3区間でした。先にも書いたように鉄道パス所持のため1等です。

(1)フランクフルト空港→バーデン・バーデン中央駅

Frankfurt(M) Flughafen Fernbf 18:54 ICE 613 Mannheim Hbf 19:24 発着共に定刻 ギリギリ座れた

Mannheim Hbf 19:36 ICE 879 Karlsruhe Hbf 19:59  発定刻 着5分遅 ギリギリ座れた

Karlsruhe Hbf 20:06 EC 60 Baden-Baden 20:22 発10分遅 着10分遅 ガラガラ

Fare: 58,00 EUR

(2)バーデン・バーデン中央駅→デュッセルドルフ中央駅

Baden-Baden 08:44 ICE 602 Köln Hbf 11:04 発10分遅 着20分遅 指定席満席も安心して座れる

Köln Hbf 11:32 RE 11114 Düsseldorf Hbf 12:01 発着共定刻 ガラガラ

(3)デュッセルドルフ中央駅→ヴィースバーデン中央駅

Dusseldorf Hbf 17:48 ICE 821 Montabaur 18:40 発着共定刻 ガラガラ

Montabaur 18:56 ICE 815 Wiesbaden Hbf 19:29 発着共定刻 ガラガラ

Fare: 83,00 EUR

ちなみに3区間の料金合計は268.00EUR。対して購入したジャーマンレイルパス・4日間・1等は210.00EUR相当。同一行程の2人用はもっと安い。

本来はKöln Hbf 11:09 IC 2116 Düsseldorf Hbf 11:31への接続。

Fare: 127,00 EUR

後から知ったが、ケルン中央駅は終端式のホーム構造のため、遅れが増幅しやすいとのこと。

5.:ドイツ温浴施設でのお風呂セット・所持品リスト

今回、私は5軒の施設(+ホテル内のプール1軒)を実地体験することができましたが、日本から持っていったものは水着だけでした。サンプル数としては少ないですし、場所にもよりますし、また時間が経てば変わるかもしれないものですが、ドイツの温浴施設に行く場合の「お風呂セット」を考えてみました。カッコ内の番号は末尾の施設で該当するものです。

(1)館内着:
必携は水着。あれば便利なのがバスローブ。浴衣でもいいかもしれません。ない場合には大きめのバスタオルを借りて拭き隠し(?)兼用に1枚。あと持ち込んでいるものではサンダルが目に付きました。

パターン1:(2)Caracalla Therme  (4)Taunus Therme  (6)Steigenberger Badischer Hof(Hotel)

プールゾーンは水着、サウナゾーンはバスローブor大き目バスタオル(サウナ内は全裸)

パターン2:(1)Fridrichsbad

全ゾーン全裸。上がりに拭くタオル(大きなシーツ状のもの)と休憩室用のローブは無償利用可能。

パターン3:(3)Kur-Royal

全ゾーン水着。館内移動時は貸し出されたローブ着用。同様に貸し出されたタオル保持。

パターン4:(5)BADERHAUS

全ゾーン全裸。館内移動時は貸し出されたローブ着用。同様に貸し出されたタオル保持。

(2)アメニティ:

一切ないと言っても間違いない。パウダーコーナー周りに綿棒程度(3)。前後のシャワー時に使う石鹸・シャンプー類、が必要であれば持参のこと。もちろんカミソリ、歯ブラシセットなどもない。髪を乾かすドライヤーはある。

(3)その他:

眼鏡置きがサウナ入口に備えられていることが多いので、館内移動時は着用可能。

併設の売店で購入・有償レンタルすることは可能。

6.:インターネット環境

同行者含めて全員がノートPCを持参しているため、(特に宿泊先での)インターネット接続は必須でしたが、下記の5箇所でトライしました。ちなみに当方の環境は、OS:WinXPP+無線LANカード/OS:WinXPP+無線LAN内蔵/OS:Win2K+無線LANカード。

(1)ソウル:ホテル

有線LANケーブルでの対応。

(2)仁川空港:ラウンジ内

PCコーナーに有線LANケーブルあり。

(3)バーデン・バーデン:ホテル

館内無線LAN。キャリアはm3connect。フロントでプリペイドカードを購入し、ブラウザで、カード上のIDとコードを入力する。カードは時間ごとに何種類かあり、私が買ったのは5時間で9.00Eur。ドイツ語と英語での対応。無線LANカードはフロントで借りられる。(ちなみに「高価なものである」旨が告げられただけで、デポジットは不要)

#ブラウザのツールバー設定が障害になったケースあり。

(4)ヴィースバーデン:ホテル

館内無線LAN。キャリアはVodafone。クレジットカードからの引き落とし。30分、2時間、1日の3種類。Vodafone料金引き落としと合算、という項目もあった。

(5)フランクフルト空港:ラウンジ内

館内無線LAN。キャリアはT-mobile。クレジットカードからの引き落とし。1時間8.00EUR。

7.その他、今回の視察旅行で気づいたことを箇条書きします。
EWA(European Waterpark Association):「ヨーロッパプール協会」と訳せばよいでしょうか、interbad2006にブースが出ており、加盟している施設のパンフレットをもらってきましたので、随時アップします。(カテゴリーも新設しました) 上記リンクからも読めます。

Wellness Hotels:ドイツ内のホテルの「ウェルネスホテル」のリストも入手しました。「ウェルネスホテルとは、温浴やサウナでリラックスしながら、専属のトレーナーやスポーツ医師の個人指導を受けてフィットネスに取り組んだり、マッサージやエステを受けたりすることができるホテルのこと。」(JETRO Webより)

展示会場:移動中の他の都市でも駅前や空港の近くに展示会場を見かけました。館内での喫煙は日本より緩やか。また、ブース内での飲食も自由にしているように見えました。文化の違いといえばそれまでですが、日本の展示会ブースではコーヒー程度(食品関係の展示会は別ですが)だと思いますが、ドイツはワインなど普通のようでした。

Google Map:意外と使えます。訪問する温浴施設を選定する際に、Webでは交通アクセスが分かりにくいことが多かったため、住所を入れればどのあたりかの見当がつき、あとは前述の鉄道のサイトなどで調べました


新時々日記
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投稿者: にっき

基本は乗り鉄。国内全競輪場踏破を目指して時々旅打ち。残り6場。全部浦和が悪い。競りは好きだが斜行は嫌い。京王閣で聞いた「後ろ見てねえで前踏め!」という野次の通り生きていく。雲ゆえの気まぐれ。ちゃんとして!今度泣かす。競馬場踏破はようやく達成。