「ふらっと両毛 東武フリーパス」を使って両毛地域(栃木・群馬)の未乗区間を日帰りで乗りつぶした記録。
○準備編
- 茨城栃木乗りつぶしの後、自然と視線は群馬栃木の未乗区間へ。主として東武鉄道の乗り残しが対象になるが、旧足尾線のわたらせ渓谷鐵道全区間と上毛電気鉄道にも乗り残しがある。東武には「ふらっと両毛東武フリーパス」の設定があるのでこれの利用をベースに旅程を検討する。桐生駅周辺と小泉線、佐野線が立ちはだかるが早朝出発と徒歩移動で解決した。
- 両毛という名称、対象エリアは「両毛広域都市圏総合整備推進協議会」のWebサイトなどが詳しい。
- 行程(概念図)
○当日編(2020/1/25土)
浦和5:29(JR東北本線/宇都宮行)→5:56久喜
浦和から見て東北本線(宇都宮線)の始発でスタート。10両編成中央に乗ったがなんとなく座れずに立ちっぱなし。418円(ICカード)。
東武鉄道へ回り込み、窓口でフリーパスを購入。1,830円。ちなみに大宮発着の設定は2,240円。大宮→久喜はJRで330円だから、もっと早く出て野田線で春日部経由なら少し節約できる。
久喜6:13(東武伊勢崎線)→6:42館林
写真内の左側切れているが、日光線で動物と衝突した云々で東武日光線に遅れの案内。今日は一部乗り換えがタイトな箇所が何ヶ所かあるので定時定刻でお願いしたい。
区間急行の表示だが各駅に停車して、群馬県に入ったあたりに夜が明けた。
館林駅。2番線に切り込まれた佐野線1番線ホームへ。
館林6:47(東武佐野線)→7:22葛生
出発時に「色・ホワイトブレンド」のメロディが鳴る。2018年11月に田島まで乗っており、田島から葛生間が未乗区間(15.2km)。交換で停車時間が長い場合は4ドアのうちの中間2つのドアを閉める措置を取る。
葛生駅の広い構内には太陽光パネルが置かれていた。
葛生7:27(東武佐野線)→8:05館林
来た列車で折り返す。登校する高校生が主力の時間帯だが佐野で全員降りて、乗り通す客は少なかった。テスト時期なのかどうなのか、みな参考書やノートに目を落としており真面目だなと感じる。
今度は4番線へ。3番線の北寄りに切り込まれているので、佐野線と絵面がほぼ同じ。
館林8:15(東武小泉線)→8:38西小泉
こちらは「黄色いリボン」。複線用の土地が確保されているのが印象的。東小泉で太田からの接続があった。
折り返しの時間が短いので6カ国語の駅名標の写真だけ撮る。
西小泉8:42(東武小泉線/館林行)→8:46東小泉
ここも来た列車で折り返す。
東小泉8:47(東武小泉線)→8:56太田
先ほど接続した列車が待機したままで乗り換えるとすぐ発車した。東小泉→太田、6.4km。
朝から好接続の連続だったが、太田から赤城のところだけ出来が悪い。特急りょうもう号が9:09発なのでいいといえばいいのだが、その後の普通で行っても同じなのでさすがにここで520円の特急料金は払わず、駅前の喫茶店「Dream」で野菜サンドのモーニングサービス550円。
太田9:38(東武桐生線)→10:09赤城
ハイキングの高齢者客で賑わっていて何だかなと思ったが途中で降りた。20.3km完乗。
赤城駅の上に「おおまま」の文字が見えるが、ここは元大間々町で現在はみどり市。二つに分かれた状態の桐生市に挟まれたど真ん中に位置している。それはそれとして東武鉄道の旅は中断して、わたらせ渓谷鐡道の大間々駅へ徒歩で移動する。
1.1km=14分の表記を見てきたのは忘れてはいたが普通に歩いてきたら、南側の踏切が鳴り始めて乗るべき列車が駅に進入したから時刻を見間違えていたかと焦った(交換があったせい)。券売機で「わたらせ渓谷鐡道一日フリーきっぷ」を購入する。1,880円。
大間々10:27(わたらせ渓谷鐵道)→11:41間藤
すぐに山の中に分け入っていく。進行方向右の方が渡良瀬川の様子がよく見える。
さいたま市にも「神戸」と書いて「ごうど」と読む地名があるが、ここも同じ。東武特急の旧車両を活用したレストラン「清流」がある。
「沢入」もサワイリが一般的だろうが「そうり」と難読。
終着駅の間藤まで乗り通したのは数名だけだった。足尾の中心地は二つ手前の通洞である。
今回ここの折り返し時間も長いのだが、太田駅前で買ったおにぎりを食べてブラブラしているうちに何となく発車時刻になった。JR/東武日光駅へ抜ける日光市営バスが1日6本ある。
間藤12:22(わたらせ渓谷鐵道)→13:48桐生
水沼駅のホームは「水沼駅温泉センター」という日帰り温泉直結。大間々から桐生までは鉄路が何度も交差するので面白い。全線44.1km完乗。
西桐生駅まで歩く。ここでは特に焦らない。駅前のセブンイレブンでコーヒーを買った。
西桐生14:16(上毛電気鉄道)→15:08中央前橋
北陸鉄道以来の旧井の頭線車両。また君か!と感じる。サイクルトレインという概念は知っていたが実際にママチャリ系が持ち込まれて隣に来るのは一種のカルチャーショックではある。2両編成の後部車両というルールだった。大胡までが未乗区間、17.1km。大胡駅を出て、以前来た時の目的地がチラッと見えた。
中央前橋駅15:10(日本中央バス)→15:17前橋駅
JR前橋駅との間約1.0kmをシャトルバスが走っている。100円。今回は自動運転実証実験とのことだがのぞき込むわけにもいかず詳細はよく分からないが全く問題なく着いた。
前橋15:22(JR両毛線/普通小山行)→15:35伊勢崎
久しぶりのJR(苦笑)。佐野、桐生でJR両毛線と交差はしていたがようやく乗ることに。高校生の下校時刻。
伊勢崎15:56(東武伊勢崎線)→16:22太田
再び東武の旅。昼間は1時間に1本のダイヤ。越谷あたりの事象で入線は遅れたが出発は定刻。細谷までが未乗区間(16.7km)。細谷には関東学園大に女子サッカーの試合を観に来たことがあった。前橋から何となく同じような面子で太田まで来たような気も。
太田16:29(特急りょうもう36号/浅草行)→17:09久喜
16:36発の普通久喜行が入線しているが、最後は特急りょうもう号で〆る。ホームの自動券売機で購入、780円。そこそこの乗車率で会合帰りとゴルフ帰りのグループが騒々しい。
久喜17:21(JR東北本線/上野行)→17:41大宮17:44→17:50浦和
先日の茨城栃木乗りつぶしの帰りに栗橋から乗った列車と同じ。奇しくもと言うべきかもしれないが日没で乗り鉄終わりの基準故。今日は大宮で乗り換えて数分先に浦和に着いた。
おしまい。
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新時々日記
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