【レッズレディースユース】
第23回関東女子サッカーリーグ1部前期・第1節、浦和駒場スタジアムでの浦和レッドダイヤモンズレディースユース対筑波大学戦の観戦記。
大いに不安な2017シーズンがスタートである。スタートといっても公式戦のスタートで、その前に4試合不安なものをすでに見ている。それは後述するとして、今季の関東女子リーグ1部の開幕戦も駒場で筑波大である。
試合開始前とハーフタイムにわらわらと現れる三女のプログラム販売軍団。
レッズのスタメン。
今季も4-1-4-1を採用。インサイドハーフ(IH)は共にFWタイプなだけに機動力は二の次でチームとしては膠着状態になった際の打開が課題だが両サイドには仕掛けられるタイプが揃って攻撃力は見えてきた。
ボールはレッズが保持して粘り強くサイドチェンジをくり返す。36分左CKを一法師が蹴るとGKとDF間で2バウンドして抜けたと思ったらそのままゴールに吸い込まれる。記録はオウンゴールだが強目の南風が作用しつつも速いボールを蹴り入れた一法師のゴールみたいなもの。
後半はゴールラッシュ。54分に右サイド中盤で小嶋が奪って持ち込み中でフリーで受けた一法師が落ち着いて蹴り込んで2点目。すぐの56分、同じように右サイド中盤でのパス交換から抜け出すと左外から中へ絞っていた井戸が触れるだけのゴール。大勢は決まったので、中盤で交代。一法師、井戸から丹野と大西を入れてワタリを左に回して、10-34-7-18に。67分左CKがニアですらされて流れてきたボールを大西がボレーでGK頭上に突き刺して4点目。終了前に中盤で奪って左サイドからワタリが独走して1対1を冷静に決めて5点目。このまま5-0でレッズの勝利。
第23回関東女子サッカーリーグ1部 前期リーグ第1節
4月15日(土)14:30キックオフ・浦和駒場スタジアム
浦和レッズレディースユース 5-0(前半1-0) 筑波大学女子サッカー部
得点:36分 オウンゴール、54分 一法師央佳、55分 井戸ケイト、67分 大西若菜、88分 ワタリユキ
試合時間:90分
GK 伊能
DF 福田莉、高橋は、髙橋恵、井之川(→73分 高山)
MF 島﨑(→82分 髙橋美)、ワタリ、一法師(→64分 丹野)、三浦、井戸(→64分 大西)
FW 小嶋
1トップ小嶋が機能すれば高い得点力があることをまずは示すことができた。一法師は3月からの連戦ではあまり目立っていなかったが、相手にとって嫌なところに入り込んで受けるプレーとCKキッカーで活躍できた。両翼のJ3の二人、井戸と大西が1点づつ。関東リーグ初出場でスタメンだった井戸は緊張しているようにも見えたが結果が出せて良かった。大西の目の覚めるようなボレーは技術の高さを示している。今季の注目株。
攻撃面の話ばかりしてきたが、GK伊能の安定感と高橋はな・高橋恵美理の両CBの連係が合ってきて守備面も徐々にではあるが形ができ始めている。アンカーの島崎も追い過ぎると4-0-6の悪夢があるがそれはこのフォーメーションでは昨年から起き得ること。(いや、起きちゃいかんのだが)
あと書いておくのは、筑波大のキャプテンは大戸遥可だったことか。
今季は新設された「埼玉国際サッカーフェスティバル2017」からスタート。
2017/3/18:埼玉国際サッカーフェスティバル2017 1回戦 十文字高戦(駒場補助) ●0-4
代変わりはしているとはいえ図らずも高校選手権優勝チームとユースU-18準優勝チームの対戦。しかしレッズはうまく試合に入れず、縦一本で抜け出されてGKのミスで失点すると、CKから井上萌に頭で合わせられて0-2。後半もクロスボールへの対応が悪く崩されて2失点で0-4の完敗。
2017/3/20:埼玉国際サッカーフェスティバル2017 3決 タイU-18代表戦(駒場補助) ○3-0
中日の19日はレディースのTMがあってレッズランドへ行っていたが、隣のユースの練習場は怖くてチラ見するのが精一杯の雰囲気(とかもう書いても大丈夫だよな)。井戸、大西、島崎、福田と中学生抜擢の布陣で臨み、左サイドつないで中に絞ってきた大西が蹴りこんで先制すると、三浦がミドルで2得点挙げて3-0で快勝。
2017/3/27-28:第1回ノジマステラフェスティバル 公式サイト
- ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ 0-2 浦和レッズレディースユース
- 日テレ・メニーナ 0-5 浦和レッズレディースユース
- アルビレックス新潟レディースユース 0-4 浦和レッズレディースユース
- 星槎国際高等学校湘南 2-2 浦和レッズレディースユース
2017/4/2:関東プリンセス ジェフ千葉U-18戦(駒場) ○1-0
駒場で前座のプリンセスリーグ2017初戦だが、メンツかつかつのユースはレギュラーメンバーで臨む。前半終了前に右サイド抜けた三浦がクロスボールを入れるとGK前で混戦ができて、そこをワタリが押し込んで挙げた1点をどうにか守って勝つ。
2017/4/9:関東プリンセス ちふれASエルフェン埼玉マリ戦(駒場) ○2-0
この日も駒場で前座のシチュエーション。三浦の左ポスト直撃、小嶋のバー直撃が惜しかった前半0-0で折り返し。大西が右持ち上がってフワッとしたボールを小嶋に送るとDFに競り勝って収め反転してシュートしゴール。丹野とのワンツーで高山が左サイド持ち上がって中でどフリーの小嶋に託すと落ち着いて左足でシュートしゴールの星良2得点で2-0。
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新時々日記
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