(当初は久大本線にも乗るつもりだったけれど)JR西日本完乗の乗りつぶし旅行記。
○2日目(2021/9/11土:宇部→仙崎→益田→新山口→宇部)
宇部から時計回りに山口県時々島根県の未乗区間を乗りつぶす。
前日には気が付かなかった立ち食いのそばうどん店が駅構内にあり、数名が利用している気配、しかもそのためだけに車で来ているような感じで少し驚く。
宇部6:03(JR山陽本線/下関行)→6:12厚狭
この日は宇部駅を起点にほぼ時計回りで未乗区間を乗りつぶす。まずは美祢線の始発に乗るべく山陽本線を2駅9分の区間移動する。例の運休時の代行バスダイヤでは乗り継ぐことができず、厚狭駅前での宿泊まで検討させられたところ。
また君か、と思うが、クロスシートがあるタイプ。
厚狭6:28(JR美祢線)→長門市(JR山陰本線仙崎支線)→7:38仙崎
すぐ山間に入る。南大嶺駅を過ぎてから廃線跡が目で追える。
長門市までが美祢線でそのまま山陰本線の支線で一駅仙崎まで進む。一列車で未乗線区2つ連続踏破はおいしい。宇部から990円。
駅舎は重厚でいい雰囲気。しかし青海島へも渡らずすぐ引き返す。
仙崎7:45(JR山陰本線仙崎支線)→7:49長門市
整理券を入手しておく。
長門市7:52(JR山陰本線)→9:54益田
跨線橋を渡って長門市駅1番線へ降りると2両編成と思いきや、1両は下関方面小串行7:54発、もう片方はこれから乗るべく益田行7:52発なのだった。どちらもキハ40系の紅色でちょっと戸惑った。
海側の窓側が取れたのでまったりと車窓を楽しむ。
益田着。改札の駅員氏に「仙崎から」と告げて整理券と計算済の1,520円をお釣りなしで置くが、あまり乗ってこない区間だったらしく反応鈍く、結局新型券売機で乗車券を買う検索で確認してもらった。
乗り換え時間が長いので駅の周りをぶらぶら。旧競馬場跡でもある場外馬券場まで往復も考えたがこの日は営業なし。
山陰本線の江南と田儀間が不通でそれに関する対応を主として駅員氏が忙しそうなのを横目で見つつ、コーヒー飲む。売店がセブンイレブン仕様なのでコーヒー販売機があるのが西日本管内では割と便利。
益田11:23(JR山口線)→13:24山口
最後の未乗陰陽連絡線。山口、山口言いがちな今回だが、益田から津和野までは島根県内なのである。
山口駅では向かいのホームでの乗り継ぎ。次の列車でも間に合うがすぐ進む。
山口13:40(JR山口線)→14:03新山口
高校生の帰宅時間のようでそれなりに混み合うがずっと市街地的な景色を進んで山口線完乗。
ちょっと外へ出てみる。どうして小郡から変えたのかな。
結構作り込んだ駅周りの空間で、山口ゆめ回廊博覧会関連のブースもありいろいろと面白いが、行き来していると蒸し暑いのでそこそこにして次の列車に乗り込む。
新山口14:45(JR宇部線/宇部行)→15:32宇部新川
ロングシートだけだが山あり海ありの車窓。
宇部新川15:39(JR宇部線)→居能(JR小野田線)→16:08小野田
昨日本山支線へ乗りに行く際に通った雀田から小野田までがJR西日本の最後の未乗区間になった。
益田から小野田まで切符で2,310円。新型券売機で買った際に経路の候補がいくつか出てきて選んだのだが、ここは選択乗車が認められた区間で金額的にはどれも変わらなかった。
旅客営業規則第157条(選択乗車)
旅客は、次の各号に掲げる各駅相互間(略)を、普通乗車券又は普通回数乗車券(いずれも併用となるものを含む。)によって旅行する場合は、その所持する乗車券の券面に表示された経路にかかわらず、各号の末尾に記載した同一かっこ内の区間又は経路のいずれか一方を選択して乗車することができる。
(44)居能以遠(宇部新川方面)の各駅と、小野田以遠(厚狭方面)の各駅との相互間(宇部線及び山陽本線経由、小野田線経由)
(45)新山口以遠(四辻又は周防下郷方面)の各駅と、宇部以遠(小野田方面)の各駅との相互間(山陽本線経由、宇部線経由)
これは小野田駅までの乗車で起きることで手前の駅へは経路の乗車キロが適用されるので、新山口駅の券売機上の運賃表示は経路により異なる料金を示していた。
乗り換え時間があるので駅前を少し歩き、駅構内撮影タイム。
小野田16:34(JR山陽本線/岩国行)→16:37宇部
一駅乗って起点へ戻る。小野田から190円、小野田駅自動券売機で購入。この日購入した乗車券4枚の合計は5,010円。やはり青春18きっぷの価格が持つ破壊力が分かるというもの。
当初はこの後本山支線を乗りに行く行程だったので3日間行程としたが昨日のうちに前倒ししてしまった。この時間なら福岡へ出ても、新山口から新幹線に乗ってもこの日のうちに浦和へ帰着する計算が立つが、明日の支払い済航空券の条件が半分以上変更で持っていかれるので致し方なし。
今日はウェスタまるき西宇部店で調達の祝賀会。
宇部ステーションホテル2泊目。ここまでの乗りつぶしの旅行はいつも未乗区間のつなぎ最優先でプランを決めがちなので、起点=終点の周回コースをたどることが今までなかなか難しかったのだが、軽い荷物で1日過ごせたのは結構新鮮だった。
3日目最終日へ続く。
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新時々日記
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