展望:なでしこリーグ2018シーズン(1) スケジュール
書いても敵が増えるだけだが今季もなでしこリーグ開幕前に展望記事を書いてみる。
まずは年間スケジュールの確認。
表は2017年12月末に発表になった日本代表2018年間スケジュールに、リーグ関連他肉付けしたもの。皇后杯の日程は現時点確認できないが、例年の開催時期にあるものとして仮置きする。
なでしこジャパンはワールドカップ予選(アジアカップ)年。昨年12月のE-1が自国開催ながら北朝鮮に完敗で意気上がらないまま。アルガルベカップはカナダ(2017/12/15時点The FIFA Women’s World Ranking5位)、オランダ(同7位)には退けられ、下位のデンマーク(同12位)、アイスランド(同20位)は退けた結果で日本の立ち位置が依然同9位であるのが示されただけ。ガーナとのテストマッチだけでモヤモヤが晴れることはなさそうで、高倉ジャパンでこのまま4月の予選に飛び込むしかない。5枠あるがギリギリの通過なら解任は免れないかもしれない。
※追記:5月2日にJFAより「6月4日よりニュージーランドに遠征し、6月10日にニュージーランド女子代表と対戦する」ことが発表された。
8月にはアジア大会があるがこれには海外組の参加は難しいだろうから基本国内組での編成になるか。一方その時期に(ワールドカップ出場権が取れていてもそうでなくても)、次の大きな大会「東京オリンピック」は開催国枠での出場が堅いので、強化の一環として環境が整えられることが条件で海外移籍は増えると予想する。
国内リーグのフォーマットは昨2017シーズンからほぼ変更なし。代表活動期間にカップ戦日程消化を持ってくる手法が拡大して、今季は4月に4節。なでしこリーグ各チームサポはほぼ代表サポも兼ねているので、昨年もかなり不満が聞こえてきていたが今年は4倍返しを喰らった格好。なおこの時期にU-20の海外遠征も予定されており代表選出者が多いチームはカップ戦勝ち抜けほぼ終了か。「夏場のチーム力が試されたカップ戦」と公式サイトには書かれているが「主力ぶっこ抜かれても勝ち点積み上げられる力」だろう。ポジティブに捉えればリーグ戦とカップ戦の位置づけがより鮮明になったのだから、くすぶっている若手・中堅の飛躍の機会に少しでもなればと思いたい。
唯一の差異はカップ戦1部から準決勝が無くなってグループ1位同士の一発勝負決勝になったこと。昨年2位同士の決勝(浦和対ジェフL)になったのがいけませんでしたかね?記念試合が行なわれる件もまだアナウンスがないし、蒸し返せばオールスター戦が無くなった件もそうだが、なでしこリーグ事務局は広報力ダダ落ちで、アクの強かった前専務理事の出しゃばり具合はともかく、こうした変更について何の説明もないのは観客軽視の表れと評されても致し方ないだろう。
年代別代表はW杯年。U-20はフランス、U-17はウルグアイで行われる予定。
続いて、なでしこリーグ1部チームの動静について。
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ちなみに昨2017シーズンはこんな感じの記事。
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新時々日記
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