【レッズレディースユース】
第19回埼玉県女子ユース(U-18)サッカー選手権大会決勝、浦和レッズレディースユース対ASエルフェン埼玉マリ戦の観戦。
昨年と同じ組み合わせ。しかし会場は女子サッカーでは馴染みのない川口市の青木町公園総合運動場陸上競技場。西川口駅から歩いていくとまず野球場の角に出る。陸上競技場はその奥で3位決定戦が始まっている時刻だったので近づいてみると隙間からピッチを垣間見ることはできるのだがちょっと入り方が分からないというまさかの非公開状態(大げさ)
先にスタンドの写真を撮る。
スタンドへ通じる階段が2ヶ所あるのだが施錠してあり、この日はスタンドをくぐって一度ピッチレベルへ出てから階段で上がるという運用で難易度高すぎ。このスタンドは相当年季の入っていて少し調べてみたら、川口市公園緑地公社は1961(昭和36)年設置と記し、川口商工会議所のWebサイトに載っている「昭和35年ごろ」という写真にはこのスタンドが写っているから構造は50年物ということか。公園全体としても駐車スペースに汲汲としているのに、真ん中に噴水池どーんというレイアウトにも時代を感じる。
さて、ゲームの話。関東大会進出は決定済。アップの段階からリラックスムード。
レッズのスタメンは次の通り。
金勝がベンチ外で左SHに奥本。4-4-2で書いたが塩越と青木の位置は流動的。キャプテンマークは長野が巻いた。
序盤はレッズのペースでボールを支配したが、エルフェンの守備ブロックをなかなか剥がせず打ててもシュートはGKの範囲。前の試合で右SHだった奥本は不慣れな左サイドということもあってか前半終了前に今井裕と交代。折からポツポツと雨が降り出してピッチも徐々に滑りやすい箇所ができる。前半は0-0での折り返し。
後半ほどなく(46分)右CKからの流れでこぼれ球をバイタルエリアで塩越が収めて豪快に蹴り込んで先制。さらに今井裕(?)のミドルをつめた青木のシュートはバー直撃するがその跳ね返りを自ら頭で押し込んで2点目。3点目は右からのサイドチェンジで今井裕が抜け出して1対1を決めたもの、4点目はようやく持ち上がれるようになった小嶋が三浦とのワンツーで右サイドを突破して速いクロスボール、塩越がニアに走りこみながら枠へ蹴りこむ得意のプレーで。終了間際に松本がエリア内で二度触って大サービスの間接FKを与えるお茶目なやらかしがあったがFKで蹴られたボールは枠の外へ直接出ていくこれまたお茶目な結果。4-0でレッズが勝って、県大会優勝。
第19回埼玉県女子ユース(U-18)サッカー選手権大会 決勝2015年9月6日(日)14:45キックオフ・川口市青木町公園
浦和レッズレディースユース 4-0(前半0-0) ASエルフェン埼玉マリ
得点者:46分、75分 塩越柚歩、48分 青木知里、68分 今井裕里奈
試合時間:80分
GK 松本
DF 小嶋、長嶋、南、三木
MF 遠藤(→三浦)、木崎(→久保)、長野、奥本(→今井裕)、青木(→高橋は)
FW 塩越
両サイドで行きかけた場面でロストしてカウンターを浴びるシーンが何回かあったが両CBが落ち着いて処理。前半我慢し後半「秋の高3祭り」で畳み掛けて突き放した。
ユースの試合では久しぶりに見る長野はサイドバックのカバーに走るわ、セカンドボールが飛んでくるところに必ずいるわの動きだったがいつものことなのでそのくらいにして、POMは塩越で。調子の波が無くなり、イメージ通りにゴールの枠内へ蹴りこむ感覚と能力が備わって、U-18ではもうオーバースペック。
今井裕の左サイドも初めてだと思われるが機を見て3列目から飛び出してくるほどの運動量の持ち主が守備のタスクが軽減してスペースができていれば得点に絡む働きができることをきちんと示すことができた。
当初、コンタクトは取らなさ過ぎたように感じた審判団、さして暑くも無いのに給水タイムは取ったのが謎。