JOCジュニアオリンピックカップ 第18回全日本女子ユースサッカー選手権大会、浦和レッドダイヤモンズレディースユース対ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18戦の観戦記。
JFA公式、大会サイトはこちら。全16チームによるトーナメント。日テレ・メニーナが4連覇中で、レッズの優勝は2009年度まで遡る。
J-GREEN堺は宿泊施設併設による収容力と面数の多さで夏のU-15大会もここで行われているけれど個人的には初めての訪問。前泊して堺駅西口からクラブハウス前までの直行バスに乗る。試合会場のメインフィールドS1はバック側に3,000人強収容のスタンドがあってダイジェストや写真などでは見慣れているところ。メイン側から見て左奥にある建物がずっと気になっていたのだが、何のことはなくトイレだった。ちなみに右側も同じ仕様。
一番上の段中央に座る。とても見やすい。西が丘がー、とまた言いたいところだが当時と今とでは設計思想も情報量も違うのだろうとも思う。スタンドの下は倉庫になっているし、PAも聞き取りやすい。
レッズの勝ち上がりは次の通り。帯同メンバーからベンチ入りも組み替えてGK松本以外の全員が出場する機会を得た。ベンチ入り7名まで、交代5名までのレギュレーション。今季の主力では青木と柳澤が不出場となった。
1回戦 2015年1月3日(土)14:30キックオフ・J-GREEN堺NGU名古屋FCレディース 0-4(前半0-1) 浦和レッズレディースユース得点者:11分 小嶋星良、48分 金勝里央、68分 三浦紗津紀、78分 高橋はな試合時間:80分GK 清水DF 奥本、新井、南(→HT 久保)、村社(→HT 長嶋)MF 木崎、今井(→53分 山田)、長野(→65分 三浦)、金勝FW 小嶋(→HT 三木)、高橋SUB 松本、清家2回戦 2015年1月4日(日)13:30キックオフ・J-GREEN堺アルビレックス新潟レディースU-18 0-4(前半0-2) 浦和レッズレディースユース得点者:35分 塩越柚歩、39分 清家貴子、48分 高橋はな、80+2分 小嶋星良試合時間:80分GK 鈴木DF 遠藤、新井、南(→69分 三浦)、金勝(→78分 村社)MF 木崎(→63分 奥本)、今井、長野、塩越FW 清家(→63分 小嶋)、高橋(→52分 山田)SUB 松本、久保
ジェフU-18戦のスタメンは次の通り。
現有戦力で最も攻撃的な布陣か。
対するジェフU-18。
GK 17 星野あかり
DF 2 大賀理紗子
DF 3 大矢円佳
DF 5 本園可奈
DF 14 松本直美
MF 8 安齋結花
MF 10 鴨川実歩
MF 12 今村瑞月
MF 15 平川真菜
FW 7 佐藤瑞夏
FW 20 米盛 舞
1回戦楠クラブレディース戦は9-0、2回戦FC VICTORIES戦は8-0での勝ち上がり。
第一試合は本降りだったが、この試合の開始頃には小雨状態になり傘なしで観戦でき、最後は晴れ間も。13:30キックオフ。特にピッチ中央のメイン寄りが滑りやすくなっているようだった。
関東女子リーグ、関東ユースにプリンセスリーグも入れれば今季五回対戦している同士、前半から中盤での攻防に終始する。右サイドを突破され独走されたが新井がカバーしたのと、GKのキックが大サービス、後は遠目からのシュートが枠にあったのを落ち着いて処理した3回くらいのピンチ。レッズは遠藤が持ち上がるシーンがあったがシュートには至らず。26分の右からのCKを中央高い打点で高橋が合わせて先制。
後半も同じような展開。レッズの交代策に触れておくと、ロングフィードが持ち味の山田を入れたのはふむふむだったが、しばらくして右SHに位置した木崎に代えて久保を投入。中の選手も全員「え?どこどこ?」状態でもしかすると練習でもやったことがない起用かもしれないが、右には左から塩越を、高橋を左へ動かしてトップ下入る。清家へのサポートを意図したと考えるのが妥当だしそれならば会長杯決勝で三浦をここへ入れているので分からなくもないが、あれ後半ほとんど終了間際だったから参考にはならないか。三浦はどこでもできるタイプだから青木と柳澤不在も要因ではあろう。相手DFへのプレスも担うポジションだけに高橋を少し休ませる含みもあったか。選手権準決勝でも安定のムチャ振りに応えて久保もよく走ったと思う。危ない場面もなくはなかったが1点を守りきって勝利。
準決勝2015年1月6日(火)13:30キックオフ・J-GREEN堺ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18 0-1(前半0-1) 浦和レッズレディースユース得点者:26分 高橋はな試合時間:90分GK 鈴木DF 遠藤(→90+2分 三浦)、新井、南、金勝MF 木崎(→74分 久保)、今井(→62分 山田)、長野、塩越FW 清家(→84分 小嶋)、高橋SUB 松本、奥本
CK蹴った長野とよく決めた高橋もさることながら、南がPOM。難しいボール処理にミスがなくよく跳ね返し続けた。しぶとく決勝進出を果たしたが、目一杯の勝負になった。
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第一試合は日テレ・メニーナ対ヴィクサーレ沖縄FC・ナビィータ戦は着実に加点したメニーナが9-0で圧勝。ヴィクサーレはシュート0と力の差があり過ぎ、一方メニーナは主力も休ませつついい流れを作れた。
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時々日記
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